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日記のような、びぼーろくのような(2023.1.11京都大原野の年はじめそして今宮戎神社・えべっさん)
昨日の休み、京都大原野のNPO法人 京都発・竹・流域環境ネットの事務所まで。
八尾をまだ暗いうちに出発、着いた大原野の最寄り駅でちょうど日の出を迎えました。八尾より気温は低く、息は白く吐き出されます。
写真は陸上自衛隊桂駐屯地、最寄りに新駅が出来て以前より住宅が増えました。至近距離、出来れば徒歩圏内に鉄道駅があるのは便利でいいですね。
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途中、洛西ニュータウンを抜ける頃には京都西山を朝陽が照らし出し始めました。気温は氷点下、電動アシスト付き自転車は快適ですが、耳はやっぱり冷たいですね。
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7時過ぎに事務所に着いた時には竹伐り部隊はもう出発した後でした。嵐山の竹林整備です。人力車の新しい車道が出来ます。
9時前に人がぽつぽつと集まり始めます。皆さんいろんな作業を始めます。
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京都の某国立大学からの依頼で、研究材料として青竹の表皮だけを集めます。その前の洗浄作業です。自然界には様々な雑菌が存在し、その中で私たちは生活しています。
洗浄して大腸菌を落とします。
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こちらは竹を切った時に出る切粉です。農作業時に土に含ませると余分なカリウムを吸い徐々に放出したり、何故か雑草が育たなかったりするそうです。カリウムは窒素,リンと並ぶ植物の三大必須栄養元素の一つです。しかしカリウムの過多は植物を枯らしてしまいます。多孔質である竹の特性が活かされ農作物の育成に役立つのです。
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こちらは発酵させた竹の繊維を煮ています。竹の和紙を作るための一工程です。
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幾つかの工程を経て出来るのがこんな紙です。
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こちらはハガキです。墨が滲まないそうですよ、
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理事長考案のたき火用の着火材です。作業工程で出るこの竹の切り屑をまとめて親指の太さぐらいの束にします。ライターで簡単に火がつきます。紙を着火材に使うとダイオキシンが発生します。環境保全、我々の身を守るための小さな一歩です。
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こんな感じです。
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作業道具コレクション
竹を同幅で割るための道具です。割る数によって『三つ切り』『四つ切り』『五つ切り』『六つ切り』という名が通称のようです。
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以前も紹介しました。こんなふうに使います。
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これを見てなんだかわかりますか?幅の狭い長いスキです。もう少ししたら大活躍するタケノコ堀り用の『ホリ』と呼ばれている道具です。この地域の竹は柔らかな土を入れて育てられており、この長い『ホリ』を土にズブリと刺して二股に割れている先で地下茎を切ってタケノコを掘り出します。
これらの作業道具には先人たちの知恵が詰まっていますね。
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これはここのお母さんの漬物用、大原野の冷たさと陽の暖かさで余計な水分は飛んで甘い白菜漬けになるそうです。土産に勧められましたが丁重にお断りして事務所を後にしました。
そして大阪難波へ。
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今宮戎神社の十日えびすの最終日、残り福をもらいに行ってきました。
今宮戎神社の正門です。驚くほど参拝客は少なかったです。例年であれば南海なんば駅付近から南海線高架沿いに500軒ほどの出店が並ぶのですがそれも無く、思うように歩くことの出来なかった三年前を懐かしく思い出しました。
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福娘が笹を手渡ししてくれます。
これはタダ!
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笹に付ける『吉兆』、『小宝』、『絵馬』
こっちはタダじゃない!!
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南海線高架下で身体を温めて帰りました。焼き小籠包が美味かったですよ。
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今年も普通の日常が始まったといった感じの一日でした。
やっと正月気分も抜けて今日のこの日から2023年令和5年の日常が始まります。