焦る

※また思いついた話を会話劇にしてみました！良かったら読んでみてください😊

光(ヒカリ)の一人暮らしの家にて
光「あ、2限の時焦ってたでしょ？」
俊也「いや、だって焦るでしょ！あと1分遅かったらテスト受けれなかったんだよ！」
光「あはは」
俊也「あーー、ヒカリと同じ時間に出て図書館とかで勉強しとけばよかったよ。そしたら余裕持ってさ、テスト受けれたのに」
光「多分同じ時間に出てても、トシヤなら図書館で寝てたよ」
俊也「あーーははっ。確かにあり得るかも」
光「もーあり得たらダメだからね」
俊也「そーね、もう少しで社会人だし。あーでも焦ったなぁ。焦ったランキング3位かも」
光「え、それで3位？？」
俊也「いや、だってあのテスト受けれなかったら俺留年してたかもしれないんだよ？そりゃー焦るさ」
光「それは自業自得でしょ。ちなみに2位は？」
俊也「焦ったランキングの？」
光「うん。それしかないでしょ」
俊也「えっとねー、高校の時に定期買うからって親から2万渡されたのよ。それでいざ定期買おうってなったらカバンの中に財布なくて」
光「え！それは焦るね」
俊也「うわ、終わったと思ったらさ、カバンの奥とかにさ、このポッケ何の為にあるん？みたいなポッケあるじゃん。そこに入ってて。盗まれないようにそこに入れてた事を忘れててさー。ホッとしたけどあれは焦ったね」
光「なら1位は？」
俊也「1位は結構最近でさ。夏休みの時に帰省するって車で高速走ってたのよ。そしたら帰省ラッシュですんごい混んでて！そしたらそんな時に限ってお腹痛くなってさー。標識見たら一応5km先にサービスエリアあって、漏らさずには済んだけど、もう本当ギリギリ！1秒でもトイレ着くのが遅かったらヤバかったよ」
光「ねぇー汚い！！」
俊也「聞いてきたのはそっちじゃん！！」
光「誰が焦る話聞いて、トイレ漏れそうの話が出ると思うのよ」
俊也「いや、男に焦る話聞いたら大体1位にはトイレ漏れそうの話出るって！周りの男子に聞いてみたらいいよ！」
光「えー！汚い話が出るって分かってるなら聞きたくないよ」
俊也「でもヒカリは焦った事無さそうだよね」
光「焦った事ぐらいあるよ」
俊也「例えば？」
光「バイト遅刻しそうになったとか」
俊也「薄っ！！」
光「うるさいなー！少なくともテスト遅刻しそうになったのを焦ったランキング3位にしてる人には言われたくない！」
俊也「いや、もっとこう、心臓飛び出るくらい焦ったことないの？」
光「えー！強いて言うなら今かなー」
俊也「え？どゆこと？」
光「ていうか、もう少しで5限の授業始まるよー。行かないでいいの？」
俊也「あ、やっべ！！もうそんな時間かよ！じゃ、また後でな！(教科書を掲げて)教科書もありがとう！！」
光「うん。じゃーねー」

俊也が出て行く

女がクローゼットに向かって歩き、開ける。
光「トシヤ行ったよー」
明「ぷはー。めっちゃ焦ったわー！ていうかよくあんな冷静に会話できるね」
光「いや、そりゃー焦ったよ。心臓バクバクだよぉ！」
明「ならなんで焦った話でさ、“強いて言うなら今かなー”って！あれ言わないでよ！中で聞いててめちゃくちゃビックリしたよ！俊也でも流石に気づくって！」
光「んーー多分大丈夫だよ！あ、そういえばアキラの焦ったランキング1位もやっぱトイレ漏れそうになった話なの？」
明「今のこれがあった後に聞く？」

おわり