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ご褒美パフェ|ひとしおの愛着
(あ。この感情、noteに綴りたい。)と感じた、日常の小さなできごと を綴ります📚
ある土曜の夜。
頬に感じる夜風が心地いい。実家へ向かう帰路の途中にある思い出の場所を探す。
歩き続けると、まだ遠くにあるがミニストップの看板の明かりがやっと見えてきた。
私が学生だった頃からずっと在る。今も、ちゃんと健在してくれていることに、ほっと胸をなでおろす。
思い出すのは、大学時代。
バイトを頑張った日のちょっとしたご褒美に、うまくいかなくて落ち込んだ日の疲労回復に、このミニストップに立ち寄ることが多かった。
普段は財布の口が頑丈なのに、ちょっぴり奮発して、季節限定のパフェ(夏は決まってハロハロ)を注文した。
学生の私は、明日への活力を補うための『ご褒美パフェ』と名付けたんだった。
今季のご褒美パフェは、『紅ほっぺいちごのパフェ』
紅ほっぺの文字にうっとり。メニュー表を見ただけで、おいしさ確定。
通常サイズと特盛サイズから選べるみたいで、今日は、あえて通常サイズを選ぶ。
実家へ向かう途中、もうすでに腹ペコだったが、両親のご飯を楽しみに、ここに来るまであらゆるおいしい誘惑に打ち勝ってきたのだ。
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上にもいちごが「これでもかっ!✨」と並べられていて、下側にもゴロゴロッと入ってて嬉しい。
爽やかな笑顔で紅ほっぺいちごのパフェを渡してくださる店員さんも総べて、すてき。
冬の冷える夜道は、まるで天然冷凍庫のようだから、アイスクリームが溶ける心配無用。
人目を気にせず、ご褒美パフェを片手にのびのびと歩く帰路。嬉しい…!なんて贅沢なんだ。
田舎ならではの幸福を味わいながら、実家に到着。
実家に帰ると、肩の荷が下りたのか、娘モードの私に変わる。そして、普段通り、迎え入れてくれる家族の姿にまた嬉しく思う。
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地元にあるミニストップの写真
学生の頃、こっそりとひとりで食べていたご褒美パフェもいいけれど、積もる話をしながら家族と一緒にわけっこするのは、喜びもひとしお。
このミニストップへの愛着もひとしお。