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雑すぎる今年読んだ本の感想②



※マジで感想というにはあまりに雑な内容になっています。
※自分の記憶語りなので正しい情報や感想を見たい方はやめたほうがいいです。


同志少女よ、敵を撃て


めっちゃ面白かった。腕のいい猟師の母と一緒に狩りに出ていたときに村が敵に襲われ、母親も殺されてしまった主人公。助けてくれた味方の軍の隊長がえらい横暴なことをするもんでブチ怒りの主人公は「こいつを殺すために軍に入る!」と復讐から軍隊に入ることに。序盤から戦争の嫌な部分がよく出てくるんだけど、こういった戦争を題材にしたもので女性目線のものはかなり少ないのではないか。しかも主人公たちは狙撃手として戦争の前線で戦った軍人なのだ。
話が進むごとに男だらけの軍で女がどう扱われるのか、戦争の犠牲になっていく女の姿もところどころに描写されていて辛いところもあったけど、読み終わった後は辛くなかった。なんか救われた様な気さえした。かなり見応えがある作品。


六人の嘘つきな大学生

これも面白かった。とある一流企業の最終面接に残った6人の就活生。最終面接はグループプレゼンのようなもので、事前に出されたテーマをまとめ発表するものだった(気がする)面接日までに各々スキルを活かしてかなり良い出来栄えまでまとめて仲も良くなってきたのに、面接の前日に企業から【やっぱりプレゼンはなし!代わりに6人のうち誰が内定者に相応しいかをグループディスカッションして(しかも内定者は1人)】という内容の連絡が届き、、、という感じだった。
このグループディスカッションはストーリーの半分を占めていて、残りの半分は伏線回収になっている。これがマジで予想外だった。自分が単に阿呆なだけかもれないが、真相がわかる3行前まで全く違う予想をしてたくらい、本当に読めなかった。自分がほとんど就活なんてしてないので、実際の就活経験者が読んだらもっと面白いのかもしれない。個人的には、他人から見える自分の行動や発言は必ずしも自分が思った通りに伝わらない、という部分がよく書かれていて良かった。


#真相をお話しします

これは「六人の嘘つきな大学生」の後に読んでしまったので、伏線回収が見所という意味では内容が薄く感じてしまった。確か短編ものがいくつかあったのに、最初の話しか覚えてない。世にも奇妙な物語感があった。


この三作品は、本の厚みは違えど結構スラッと読めた本。



深い冬

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