シュプレヒコール
喉仏に噛み付く神、君が愛おしいと思う全てと和解して、サラダみたいに引っ付くのだ、と、途端に顔を赤くして、世界は、未だ綺麗だったのだ、と、過去に生じる所以を飛び越える先々では、更なる展開が生まれ続ける。凡庸な鈍器が飛び交う近代国家の終焉、戦争に巻き込まれてしまった瞬く間の子供たちの笑顔や願い、寝言も爆風により消え去り、奪われたものの大きさにより、感情すらも失った人々が飛び交う交差点、事故車でいっぱいの中心部で踊る超巨大なサソリや、君のセオリー、スーパーのカゴいっぱいに憎しみやら、悲劇のヒロインを演じる中年男性とのシンクロ、浪費していくだけの命だ、どう、この命を使おうが、誰にも文句は言わせないし、すかさず雇用されては、悲劇を拡散する君の制限やら逃避行やら高揚感、あらがうほどに食い込む肉やら、空白でゆれうごく時代的な猶予や、そこかしこで秘密警察に拘束されていく人々、日照りにより乾いた土地や、干からびたカエルやら、朽ち果てた家々、運命を忘我に放置して、そのいつかの運命が膨張して、放棄した一瞬が、手当なんかを繰り返しては、いつか君を癒すわけでもないし、所詮は、卑しい連中が支配的に近づいて来ては、いつかは、君を支配して、独占したいがために、かんたんに嘘を吹き込んでは、自分の道具にしようとする。
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