起床
儀式的なものに捧げた賃貸たる身体を放棄して、ブレインマシンインターフェースにより、動く情緒の波形や、経過して行くほどに、顕になる過程や、低劣な奴らの主観から生まれた世界や恋の終わり、終焉に巻き込まれて行く意識、温もりある今朝の調べ、偶然に取り囲まれた君の記録、あらゆる弊害を突き破る歪な精神、女々しいミリタリズムの犬として働く父を尻目に、恒常的な怒りのようなものを、力に変える偏差値により駆動するハリボテの車に乗り、老化するだけの意思を捨て、大人や子供だのと、誤魔化す事もせずに、ただ、世知辛い世間がどうとか、情報と同化する前に、堕落したり、フラクタルな風に揺らぎ、ビジネスライクなものに騙されたり、大量流出や、硫酸の雨が降る金星で踊る事により現れる過負荷や、如実なものを撒き散らす鵺と対峙する私や、共感性羞恥に悶える君たちの化合物や、傲岸不遜な奴らの指揮や、史観を押しつぶして出来た宝石や、災厄の最中で補完される面影、本質を脱ぎ捨てた途端に敷衍して行く憂鬱に飲み込まれたレジスタンスたち、蓄積する可能性のうねりや、信用を謳う奴らの収容所、修繕されて行く記憶や、くたばる昨夜、軋む意識や、猜疑心により、圧搾される思い出の分裂、環境音により破壊されてしまった精神の末端に入り混じる正解のようなもの、放課後のノスタルジーや、君の詭弁、添い遂げる勇気もないから、裏切ってばかりいるのだし、惰性で繋がっている奴らから離れ、度重なる退屈を昇華させる。