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寵愛

つまらない約束が、地球をチクチク刺して、度重なる苦痛を吐き出す口が、加工した正しさなどに縋らずに、ここに現れたものを、そのままに愛するような寛容さにより、より良いものを生み出し、寄り添うように居て、労わるように愛でて、幼気な君で居て、いくばくかの可能性に賭けて、怪訝な目をしている奴らを尻目に、魂胆が根元を腐らせないように、陽気に明るく意味を飛び越える値を愛してやまないし、役にたつものなんてものは、所詮は、自分の都合の良いものを、役にたつなど、と、促し隷属する君たちのグループなんてものに、何の正しさもないし、あるのは、グループを保つための極意として、外から現れるもの全て裏切り、物扱いにしろ、と、グループ内ではファシズムが加速して、互いを監視し合いながら、適切な距離感は崩壊し、互いを破壊するように、他者を愛し、憎むままに、君たちを破壊し尽くすのが、愛である的な誇大妄想が調理する理解をミディアムレアで焼いて、食材の味そのままに、胃に流し込まれて行くイデオロギーやらが加速して、加工された品位やら、過去まで愛してこその摂理と、のらりくらりと変化するカルト的な定期的なまやかしに、定説などはないから、私の言葉を信じるべきだ、と、迫る者も、君から搾取したいがために、近付くわけであるし、確かな愛などは、名ばかりなものに変わり、ただ、ひっきりなしに現れた恋のようなものを模索しながら、ひたすらに、愛そうとはしたものの、何が愛であるかを考えている内に、相手は置いてかれ、ただ、老いるばかりの身体を傍観し、悴む身体が、疎んじる結末も自由に羽ばたいて、誰にも捕まらずに、ただ、ひたすらに翅をバタつかせる。

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