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恍惚

退嬰的な君たちの横暴さに嫌気がさすし、境目もなく、泳ぎ続けるシステマチックなトビ魚として、泳ぎまわり、飛び回り、臨界点を迎えた原子炉や、排斥されるだけの毎日に媒介する物事との、いさかいにより、日常に刺さる槍や、約束を突き破る芽や、漂う気配や、酔いしれるだけの君たちの理念、レイシズムやファシズムを打ち砕く砲弾や、悲観的な奴らが促す陰口が、明日を踏み躙るまでの微睡みや軌跡や慟哭、詰るほどに、程なくして、犀利な頭が生み出す惰性なものと近似するだけの意味や、何ともないからね、と、語る君が羽化させる真理、孤独を摩耗させ、ままならぬ真実や、記憶に突き刺さる宇宙ゴミや、カタルシスに至るためだけに、騙られ、狩られるだけの、人々が常用する答えとは、絶えず対価を求めるためだけに、ためらわずに、意味を奪うだけに至らせる病のようなものや、疾しいからと、やかましく付きまとう理屈や、愛しいからと、絡まる好きという棘と、咎めるばかりの、ニセモノの普遍性が、エフェクトを与える緩怠の午後、見捨てられ、踏み台にされるのが、私の役目であると、虐げられ、健気なほどに、利用されるだけの人に、巣食う普遍的なものを、打ち砕くのが、哲学の役目であり、意味と君と、刺し違えてまでも、突き抜けたいがために、ためらわずに、答えに屈さずに、くたばっても尚、一人きりであろうが、お構いなしに、乱射する限り、陰る事は無く、致死量の毒たる哲学を丸呑みにし、このまま、死んでたまるかと、中指立ててまで、刻むリズムの先では、遥か無垢な空で揺蕩う雲のように、姿形を自由に変え、消えたり孕んだり、雨降らしたり、雷落としたりと、変化し、利己的な奴らが打ち出す打算的な答えが参画するものに、騙されないために、変化を恐れずに、今に翻す事だけが、答えに騙されずに、惰性で引き延ばされた物語で、確かなものを見繕い、あたかも、正しいもののように、撫でたり、崇めたり、互い違いになったりと、忙しく駆け回るほどに、大切さなどを、見失わないようにする。

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