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粗暴

相互する意識の羽、精神的な壁を打ち砕くための、ハンマーを持つ精神科医たる私、情報を錠剤に詰め込んで飲んでしまえば、もう何も、忘れる必要は無いのだと語りかける、悠長な君の策略や、理念なんかも消え去り、慟哭を繰り返すだけの、君の涅槃を旅しては、境目なんかに蹲る過程や、定期的な憂鬱により、発色する水母や、正解を仕る幼稚なギミックや、偶像崇拝を続けるだけの、惰性な正義が謳う秩序や、その場に溢れる退屈な生活や、対価を求めるほどに、現れる苦痛や、すべての通過点や、君の過ちや、愛されたいと願うほどに、孤立していくだけの現実や、原子やアニマや、遺伝子構造を観察すればするほど、存在とは、単なる情報であるし、存在とは、絶えず今に食い込み、今に過去に折り畳まれ、存在などは、曖昧なままに、後ろに引き摺られては、今に過去になるばかりであるし、途端に屈折しては、空虚感なんかに苦しみ、空疎な自分が孕む憐憫や、物憂げな安易さに嵌り込み、バビロンが持ち込んだ悪意に拘泥しては、自らの正しさに駆逐されるだけの、君たちの焦燥感や、焦慮する人々が、持ち込む軋轢や、暗号化された愛を解き明かす神が、自らの、罪を認めるまでの距離や、競争を促す教育に興味がなかったが故に、ドロップアウトして、自らが、学びたいことを、学びたいように生きてきた私は、何事にも、反することにより、力をつけては、互いに操作するだけの、馴れ合いなんてしたくもないから、勝手気ままに裏切って、犠牲が何だと、うなだれずに、誰かがもたらす過ちに、加速することもなく、答えを持ち合わせずに、ずっと孤独を愛してが故に、育った思いと共に、浮遊し続ける。

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