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価値
倦怠感を抱えた行方を貪る貪婪なカラス、道筋に蓄積するカオスや、核の残留物、腐敗した心情から戻って行く過去の形相、重用される論理や、使いパシリの君の起源、このままどこまでも、龍のように昇り、誰も何も届かぬところまで、このまどろみに現れる永遠の頼りなさを突き抜け、意識の発射台から飛ばされるミサイルを避けながら、定めるものもないものすらない場所で、星座が残した言い訳のようなものをかき集めては、幾らかの取り分で満足するような、短絡的な同期を終えたOSの中で、散漫な記録を映し出すスクリーンとして生き、分裂して行く空間から生まれた細分化した宇宙の病理や、加速器の中で黄昏れる君たちの希望が膨張して、宇宙にすら反発して、生死という垣根を超えて、生命の危機を救うほどのエネルギーを放ち、文明レベルを超越して、創造主として、あらゆる悲劇を打ち砕く鉄槌や、ヴァジュラが放つ雷のようなエモーションで、原理的な翅をへし折られ、飛べなくなってしまった海鳥たちの鳴き声を越えて、制限を持たぬ無限性や、原生林で屯するカラフルな動物たちの顛末、外から促される行動に反し、拙い思い出の下腹部を突き破り、倫理観なんてものを廃棄処分にして、正解すらも、不潔なものに感じられてしまうからと、泣いている君の横顔が、なんだか、なだらかで、ないがしろにしていた生きるという事を、もう一度考え直そうなどとは、思ってみたものの、ここでの考えなどは、今に消え去る事ばかりであるし、あらがうほどに、反発し合い、対立するだけの世界から逸脱して、迎合されるだけの、答えを乗り越えて、苦しみを脱ぎ捨て、現れるもののすべてを翻して行く。