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欠如

不幸を食べて大きくなる豚や、毎日の寂寞が孕む、健気な休日に溜まる汚穢、カタルシスに至るために、与える苦痛なんかでしか、脳内は、満足しないし、縛られるだけの日々の期待値や、幼気な衝動を加工しては、陰惨な日々に、愛情のようなもの吐き出し、悪意を捏造するだけの、堕落した俯瞰から現れる狂気を、俯瞰から眺める乖離した自分や、痩せた感情すらも、すり減らしながら、機械的な日常に現れる原理や、原始的な焦熱や、喪失感に現れる障壁や弊害や、象形文字をなぞり、過去には、何があったかを確認するための情事や、常用する思い出の波形や、経過していくほどに、現れる虚しさから離脱し、悲観的な観点から、現れた憎しみのコード化により、ネットワークにばら撒かれた日常的な憎悪が奔走し、滅びを強請る野良猫たちの喉鳴らし、走馬灯を飛び回る蜻蛉たちや、自律神経を乱れさせる梟、害獣たちが走り回る脳幹、正義を謳う奴らのシュプレヒコールや、修正液の雨、証言台に立つウサギや、恋情が育む模倣的になる二人や、切除すべき腫瘍、逍遥を繰り返す不眠的な君や、規制されるだけの真実を蛇行運転するアウトローたち、寂れた理念を掲げ、限界を感じてばかりいる忌々しい現実との別れや、退廃的なものを切除する医師たちや、体裁のためだけに、抑圧された子供たちの反発により、加速していく現実との乖離により、理解することをせずに、愛されたいと強請るだけのモンスターを生み出し、そのモンスターにより、自らの世界が、踏み躙られていくのを、傍観することでしか、自らの存在意義を確認できないような、自分勝手な自己愛に溺れた奴らの終末論なんかを瞬時に翻していく。

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