綺麗
情報も物質である、と、宣言する第三世界の神、孤立した市民たちの遺伝子を貫くトライデント、ガンマ線が降り注ぐ、憎しみの街、瞬く間の命の隙間に現れた質感すらも、幻想であるし、我々は、所詮は、光の屈折により産物なのだ、と、淵源で果てた始まりとの交わりの彼方で補完される寛容な主観、バルコニーで鎮座するレジスタンスたちとの対話、猥雑な座標から生まれた混沌や、猜疑心に包まれた愚行の端数、慢性的な痛みの背景や、拘束された革命軍たち、あらゆる悲劇のエモーションが散らばり、追憶に肉薄する磔られた神のような君の豊かさの枷、統制されるだけの日々の分かれ目、惰性で引き延ばされた豊かさに課せられた道理、能動的に餓死していく人々、没落や衰亡の波形、現存するものや、事実に加勢していく余韻や、因果応報や、苦悩の斡旋、修復されない澱みや、一貫性もない連中の支配により、瞬く間の命も屈折して、求められるままに、削られていく精神が摩耗し、朦朧としていく意識の枷を外して、分裂していく意識に迫る挿入歌や、痩せた思念に司るエゴや、迎合されるために、擦り寄る価値の汗、悔悟を加工する倫理観の隅、未熟な今朝や、傲岸不遜な君たちの法則や、現前で果てた過去の自分が分裂して、集約されていく慈しみが排斥する論理を噛み砕く、猛獣たちの口、整合性もなく、破壊されていく街並み。