傷つけない大きな恩恵、非暴力の哲学。
「非暴力(アヒムサー)」とはあらゆるものを傷つけないということです。
ヨガで守るべきとされる戒律の8部門。うち第1部門が「禁戒」。
その1番目が「非暴力」です。
肉体に危害を及ぼさないだけでなく、精神的な暴力も避けるということ。
あらゆる生物に対し、例えば心や言葉、行為などそれが
如何なる仕方にせよ、傷を負わせないことである。と経典は語ります。
とはいえ、あらゆるものを傷を付けないで生きていくことはとても難しく、難解な哲学です。
しかし、それを貫くことで得る恩恵は凄まじいものだともヨガでは語られています。
これこそ非暴力とその恩恵だなと感じたのは
今、開催中の北京オリンピック。
一昨日、金メダルを目指すフィギュアの羽生結弦さんが、氷の傷にハマってジャンプに失敗し「身体をかばってしまいました」と発言しました。
もしもあのジャンプをミスしなかったらもしかしたらメダルが取れていたと思うと本人も応援していた人もみんなとても悔しいです。しかし、
その一瞬の判断。それこそヨガ哲学の「非暴力」だと思いました。
何より1番大切なのは、自分の体。点数よりも、メダルよりも何より大事なのは体です。これだけのプレッシャーの中、一瞬の中で自分の体を傷つけない判断をしたこと。
結果、怪我をせず次の日の試合で世界初の4回転が認定されました。
メダルには至らなかったかもしれませんが、羽生選手にしかできないことで世界認定という結果になりました。
自分を傷つけないという選択、「非暴力」はその人にとって一番大きな恩恵を与えてくれるのだと思います。
まずどんなことがあっても自分を傷つけず、
大切にする選択をし続けたいと思いました。
自分が傷ついてなければ、もっと自分のしたいことができます。
自分がいれば、誰かの役に立てることも、感動することもできます。
非暴力について、哲学を学びながら自分はどうありたいか日々実践し、その大きな恩恵を受け取って楽しく過ごせたらいいなと思います!!
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