夜
お母さんに隠していたことが
ひとつバレました。
それは寝起きのことでした。
私がまだ寝ぼけている時に言われました。
頭がぼーっとしていて、
正直にしか答えられませんでした。
意識がはっきりしたあと、
私はものすごい罪悪感に襲われました。
親が働いている姿を近くで見ているため、
その分のダメージはものすごく大きいのです。
自分が情けなくなりました。
ご飯を食べさせていただいているのに、
寝るとこを用意していただいているのに、
大学にも行かせていただいているのに、
私は、
何をしているのか。
しかし、お母さんは怒りませんでした。
その優しさが怖い、
まるで神田川のような気持ちです。
若い私、
怖いものしかないので神田川じゃないかもしれません。
ここ最近、
落ち込むことが多いです。
勝手に比べて落ち込んで、
うまく返事ができなくて落ち込んで、
うまく話せなくて落ち込んで、
自分で自分の価値を下げて落ち込んで、
周りからこう思われていると思いこんで落ち込んで、
案外、
みんな気にしてませんよ。
分かってます。
でも、
視線が怖いのです。
だから見てませんよ。
視線もあなたに向けてませんよ。
誰からも向けられてませんよ。
分かってます。
分かってるんです。
しかし、
誰かが見ているんです。
誰かが笑っているんです。
何をしても何を発言しても、
いるんです。
しかたがないんです、
付き合っていかなくてはならないんです。
もういいですか?
この負のループから逃げ出したい、
明るくなりたい、
夜さえ来なければ、
比較されることさえなければ。
はい、
もういいです。
ありがとうございます、
キモい文章ですよね、
何浸ってんだってね、
分かってますよ、
見えてるんです、
画面越しにあなたがどういう顔で
この文を読んでいるか。
あっ読んでないですか、
そうですか。
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