2061年7月28日。
このタイトルを見て、ピンときた人がいるはず。
2061年7月28日は、地球にとって特別な日。なぜなら、「ハレー彗星」が地球にもっとも近づく日だから。
ハレー彗星は、太陽を中心にした長楕円軌道を描く巨大な彗星だ。約76年周期という、人間にとってはめっちゃ長い期間をかけて地球への接近を繰り返す。
長楕円軌道というだけあり、軌道のスケールがとんでもない。太陽を中心とする太陽系の惑星は、近いほうから順に水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星・海王星の8つある。
ハレー彗星の長楕円軌道は、これらすべての惑星の公転軌道を余裕で飛び越えるほどなんだ。火星までしか到達していない人類からしたら、めまいがするほど途方もない距離だ。
ハレー彗星が地球へ前回訪れたのは、1986年の春のこと。僕はまだ生まれていない。
そして、きたる2023年の12月9日、折り返し地点である「遠日点(えんじつてん)」にハレー彗星が到達したらしい。ということは、ハレー彗星が地球を訪れるまで残り約38年。38年後の僕は、えーと…………72歳。
いやー、なかなかにハードな歳ですな。
太陽系の第3惑星の片隅でひっそりと生きるプランクトンとして、72歳まで元気に過ごせるよう、健康的な食事と運動を心がけるよ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?