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4年分の貯金があってよかった…さぁ、来年はどうしようか。

最初に言っておきますが「4年分の貯金」は、もちろんお金のことではありません。残念ながら。

書家としての活動と書道教室を始めて4年半経ちましたが、今年は、まぁ色々ありました。

出来事をざっと振り返ってみると、こんな感じ。

・ 1月 
ロックバンド「SaToMansion」のライブイベントで揮毫したロゴのお披露目

・ 2月 
コロナでレッスンのキャンセルが出始め、雲行きが怪しくなる

・ 3月
レッスンのキャンセルが相次ぐ。YouTube動画をワシワシ作り始める

・ 4月
レッスン完全休講(5月まで)
オンライン写経会スタート
出展予定だった「ART SHODO FESTA 2020」延期

・ 5月
緊急小口資金などの申請で銀行や役所を奔走
同業者や個人事業主仲間に申請方法を色々と聞かれて対応する

・ 6月
レッスン再開
現代アートの勉強会、読書会に参加
オンラインレッスンの記事が「bizSPA」に掲載

・ 7月
延期になっていた「ART SHODO FESTA 2020」で賞をいただく

・ 9月
「OSAKA SHODO SHOW 2020」出展

・10月
「ART SHODO NEXT 2020」出展
文化庁「文化芸術活動の継続支援事業」申請通過!

・12月
ストアカアワード2020で「優秀講座賞」を受賞
初のYouTube Live に挑戦
集英社「最強ジャンプ」書き初め指導の記事掲載
「ことは/現代の書簡展」出展

各種助成金の申請などで奔走していたくらいなので、経営状況は全くもってダメダメな一年でしたが、

振り返ってみると、ストアカアワード受賞は、昨年対面レッスンを頑張った結果が出ているし、

企業や自治体での講座実績により、文化庁の申請がスムーズに通ったし、

Twitterのおかげで新たなお仕事をいただけたし…。

4年間とは言え、コツコツと続けてきたことや仕込んでいたことが、助けてくれた1年でした。

去年までの私、グッジョブ。

昨年末の段階で、自分でコントロールできる時間を増やすために、他の書道の仕事をいくつか整理して、教室の対面レッスンを充実させよう!と、舵を切ったばかりだったので、

正直なところ、このコロナ禍による番狂わせは「あー、やっちまったな…」感しかありませんでした。

ただ、おかげで、本当に自分が目指すべき方向や、私が貢献できそうなことが、より明確になってきたような気がします。


6月にレッスンを再開した頃、戻ってきた生徒さんは半分程度でした。

郵送やオンラインに切り替えた方も一部いらっしゃいますが、コロナにより生活パターンがガラリと変わった人も多いですし、感染症に対する考え方も様々なので、こればっかりはどうしようもない。

かと思えば、10月頃から対面レッスンの申込みがグンと増え、コロナ前にほぼ近づいてきたのですが、お話を聞いてみると、

仕事に追われてばかりで自分のことが後回しだったけど、興味があることにはどんどんチャレンジしよう!

大人のたしなみとして、字はちゃんと書けるようにしておこう!

というように、自分の生活を見直すきっかけになった方が多いようです。

あとは単純にコロナ疲れ。
仕事も食事もなんもかんも家で済んでしまうから、息が詰まりそう!!息抜きしたい!!という人も多いです。これもほんと重要!!

習い事は「不要不急」の代表選手のように言われがちですが、習い事を通じて、自分を成長させ、心を満たすことがあるからこそ、仕事や家庭のこと等にも、穏やかな気持ちで取り組めるわけで、

本当は「不要不急」なんかじゃないのです!!


他にも、中長期的な視点で新たな課題も見えてきました。

・創作時間のさらなる充実(アトリエに入る時間をもっと増やす)
・リアルの価値を高めるレッスン作り(オンラインからリアルへの導線)
・自分のスキルが役立てられる副業、複業(リスクマネジメントも兼ねて)
・同業者に役立つ情報提供(税金や申告・お金に関する知識を身につける)

この辺りは、毎日字を書きながらも、どうするかを考えて、何とかテコ入れしてしていきます。

年末を迎えて、大掃除したはずなのに、本日のアトリエはこんなんですが、

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・創作時間の充実(アトリエに入る時間をもっと増やす)が何とか実践できているのでヨシとします。

今年もありがとうございました。皆さま良いお年をお迎えください。

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