2023年3月に読んだ本まとめ
2023年3月に読んだ本を多少の備忘録とともにまとめるやつです。
法月綸太郎「誰彼」
とある新興宗教の教祖にまつわる、首無し死体の殺人事件。
ひとつの事件の流れ、真相に対して、何重もの仕掛けやミスリード、嘘や勘違いが仕組まれており、ミステリの超大作と言っても過言ではないでしょう。
探偵役の綸太郎が真相を当てたかと思いきや、予想外のところから反証が飛び出し振り出しに戻る……を1冊かけてまるまるやり続けているような感じ。
読むのにすごく疲れる作品ですが、そのぶん重厚な謎に振り