自分を振り返るから分かる子育てとは?【16/365】
「家族とのコミュニケーションを増やす」を目的に、母親と今までの人生を振り返るブログを投稿しています。本日で17日目です。このnoteは、ライター 長男 / イラスト 母 / 各種ディレクション 妹で運営しております。
すみません、1日空いてしまいましたので、本日は2本立てでお送りさせていただきます。早く貯金を作らないと!
今日は「自分を振り返るから分かる子育てとは?」というテーマで書いておきます。
これは子育てにかかわらず、新人教育などマネージメントにも当てはまることなのですが、人に何かを教えるときに、つい自分の持っていないものだったり、あの時こうしておけばみたいな「自分ができないこと」を押し付けてしまっていませんか?
今の自分から考えて、こういう自分になりたかったみたいな理想像からはいり、子育てや新人教育をやりだすと、そういう反応が起きてしまうのは理解できます。私もそうでした。
ただ、今回のこの母との連載企画をやってみて思ったのは、子育てや新人教育の前には、何で自分は今こうなっているのかを振り返る作業をまずはやって、自分自身の理解を深める作業から始めても良いかもしれません。
既に存在する自分を一つの結果として理解し、理想と現実のギャップが分かれば、意外と子育てや新人教育への考え方が変わりますよ。
そんな話を今日は書きます。
意外と自分は自分のことが分かっていない
私は子どもがいないので、偉そうなことはあまり言えないのですが、このブログを更新するにあたって、自分のことを振り返り、子育てについて考える機会が凄く増えました。
その結果、思ったことは、自分が何でこうなっているかを、意外と自分が理解できていないなぁ。ということです。
今の自分がどういう経緯でこうなっているかが理解できていないと、つい周りに対して、自分の考える理想論を求めがちになってしまいます。
人間ないものねだりなので、自分はできないのに「あぁしておけばよかった」「こうしておけばよかった」を後悔して、周りに対してはその反動を押し付けてしまいがちです。
良かれと思ってやるこの反応なのですが、これは本当に良いことなのでしょうか?そもそもこの良いことなのかどうなのかという質問に理論立てて回答が出せますか?
この質問に理論立てて答えられるかは重要です。
自分の中での後悔を相手に託すには、何故その時に自分はそうしなかったのか、できなかったのかを整理して説明できないといけないからです。
自分と相手では状況も違いますし、育っている時代も違います。
その微妙な調整を行い、自分の意思を正しく伝えるには、今の自分がなぜこうなっていて、その要因は何なのかをきちんと整理できていて言語化できる必要があるのです。
親だって上司だって完璧ではないし、完璧である必要はない。
大人になってから「自分のことを理解する時間を持つ」なんて、普段の生活の中ではほとんどやりませんよね?
私も仕事の中では、自分のことを理解しようと努力はしていますが、自分のルーツまで辿って、何故自分がこうなったかを考えるなんてことは今までありませんでした。
自分自身への理解レベルが低い状態で、私の考えるベストをいかに社内で伝えるかを考えると、どうしてもこうあるべき論が先行してしまいます。
結局自分が完璧じゃないのに、ないものねだり含めて、外部に完璧を求めたくなっちゃうんです。
でも、そもそも自分もそうですし、親だって完璧じゃないじゃないですか?
その状態をきちんと理解すると、どうすればこれってやろうと思えるんだっけ?という点に目線が向いてきます。
結局、人間は何かしらの外部要因によって影響され、長い時間をかけて構築されて今があります。方向性を示すは良いのですが、理想論の押し付けでは正しい道には進めません。
今回、自分の過去を思い出したり、母の話を聞いたりしていると、そのころの出来事が影響してこの辺にこだわりが強いのかなぁとか、あのころ何であれが嫌いだったのかなぁとか、いろいろなヒントが見えてきます。
そこが理解できると、同じことを伝えるにしても話し方が変わってくるのです。自分が出来ないことは特に。
未来は誰にも分からないけど、自分の経験は伝えられる
今の自分の後悔と未来に必要なものは違うはずです。
そして、未来は誰にも分かりません。
という事実を考えると、教育するというのは未来を語らず、過去を語り、経験値の中で相手よりも想像できる未来の話をし、本人に選ばせる。というのが良い気がします。
なぜ自分がこうなったのか、良かった点、悪かった点とその理由をしっかり整理し、実体験のもとで伝えられることを伝えていくこと。
これが一番無理なく、子どもや新入社員に教えるという作業に繋がるのかもしれません。
今日は「自分を振り返るから分かる子育てとは?」というテーマで書きました。もう一本は自分の昔語りでもしようと思います。
それでは、残りわずかですが、良い週末をお過ごしください。亀谷家の長男でした。
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