このご時世にあえて転職して教員になった話⑤【挑戦】
まずは調べる
教員、小学校教諭という仕事に興味をもった私は早速調べてみた。
教員になるには教員免許状なる国家資格が必要になる。免許状には更に細かい区分がある。
取得後、更に各都道府県の採用試験を受けて正規採用となる。
また、採用試験に合格せずとも、免許状を持っていれば非正規雇用ではあるが、講師として勤務することも可能という。
私は当然ながら大学で教員免許は取得していない。
教員免許、小学校教諭の免許を取るには、通信制の大学で取得できることが分かった。
(※詳しいことは別途記事にします。)
ハードルが高くないか?
バリバリの営業マン(ブラック)の私が、通信で免許を取るって無理じゃないか。
しかも最短で2年はかかるという。
当時年齢は35歳。
遅すぎはしないか?
果たしてそこまでして、教員になる価値はあるのか。
私は本当に教員になりたいのか?
妻とも何度も話し合った。
ニュースでは、モンスターペアレントの問題や、長時間労働の問題が繰り返し報道され、
今からわざわざ飛び込むのはバカじゃないか?
とも思えた。
教頭の叔父とも何度も話した。
その時の、
「社会人として苦労した人が教員になるべきだ。」
このひとことが強く背中を押してくれた。
そして、その言葉が意味を持つことは採用されてから強く実感することになるのだった。
免許取得から講師へ
早速、通信制大学を選び、入学願書を提出。
面談があり、通信制とはいえ大学に行かなくてはならない場面が結構ある。
なので、大学選びは実績もさることながら、通えることも考慮しなければならない。
入学に当たっては、小論文や、大学の卒業証明書など、必要とする書類が多くなかなか大変だった。
営業職は続けながら、ただし、仕事量はかなりセーブしつつ、毎月のレポート提出。
大事なのは仕事は辞めないこと。
収入が無ければまた短絡的思考に陥ってしまう。(長期的な展望ができなくなる)
単位認定試験は試験会場に出向いて行う。
介護等体験や、教育実習もやった。使えるコネクションは全て使った。
全てが通信で賄われるわけではない。
2回目の大学は本気で勉強した。
無事、2年で免許取得。
早速、妻の実家近くの教育委員会で講師登録をして、案件が来るのを待った。
続く
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