三国の旅
2023年3月18日 11:48
人に会いに行く観光旅行の、深呼吸旅行社の第二弾は、福井県三国市に、福島テルくんに会いに行く旅。合わせて、亀田くんのネットワークで、漁師さんから蟹を仕入れて食べるぞ。深呼吸学部の展開は凄まじい^_^。
テルくんは、こちら。長い付き合いの仲間。
https://www.tis.mext.go.jp/profilePDF/13FUKUSHIMA_Teruhiko.pdf
ところが新幹線満員で、生まれて初めて立ち席と言うチケットを買った。座席ないんだ。これはこれで楽しい(笑)。
三国の蟹ツアーは、福島テルくんの原発廃炉プログラムの話を聴きながら、地元漁師の船木さんの蟹を食べるというものである。
原発廃炉費用は、電気料金に加算されているが、実際には使われていない。
原発ビジネスは、大手メーカーが元請けになって地元は下請けになっている。欧州では、この構造を変えないと、廃炉も進まないので、地元企業が元請けになり、地元に経済的な恩恵が得られるような体制にシフトしている。
原発の炉心部の解体は大手でしか出来ないが、建物とか外郭の解体は地元業者で出来る。ただ、原発に関わる作業だと、それだけで風評と反対がすごくて作業が進まない。安全な素材は、溶かして再利用出来るが、鋳造の炉のある大手は受けない。
廃炉の問題は、原発の是非の問題とは別の具体的な課題なので、具体的な工程を作る必要があるだろう。
テルくんたちは、大変な問題を故郷、福井でやっている。彼らのアドバイザーは、横山さんという人で、なんと、横山大観の孫で、芸大で日本画を学んだ後に、東大で原子力工学を学び東芝で原発の開発を担った人。アートと工学の天才と言うことで、日本のダビンチと呼ばれてる^_^。廃炉の工程についても、最高の知見を持っている。
定年後の横山さんにテルが出会い、故郷に帰る時に、最大の問題である廃炉をテーマにすることを決めた。
と言うことで、テルくんの現場での活動を聞く旅を仕掛けたわけだ。これも、蜃気楼専門学校の講座にしていきたい。
三国は合わせて、デメ研の亀田くんが、長年通っていて、地元の船木水産さんと、新商品の開発をした。甘海老を干したもので、農林水産大臣賞を受賞した。
前に亀ちゃんからもらったが、甘海老の美味しさが凝縮している。
船木夫妻が、前日の夜に水揚げした蟹を朝に茹で揚げて持ってきてくれた。4時間、蟹だけを食べ続けたが、まだ残った^_^。テルくんも、蟹好きだが、地元にいても高くて食べられないものを、船木さんは、おそらく燃料代にもならない値段で提供してくれたのだと思う。感謝である。
同時に、そういう関係性を結んでいる亀田くんを、あらためて尊敬。
亀田くんは、日本中の素晴らしい生産者さんと一緒に美味しいものを探ってきたので、亀田うまいもの塾をやったが、あまり人気がなく^_^。停止中。やはり、現地に行って食べないと、美味いもんは分からない。深呼吸旅行社と蜃気楼専門学校の宿泊型講座の組み合わせで、いろいろやりたい。
次回は網走で、畑から取り立てのアスパラを食うと言う話が魅力的。
亀ちゃんが開発協力した干した甘海老の情報は以下。
https://tenetsumaru.wixsite.com/home
三国の道は、計画的に作られたものではなく、人々が歩きながら自然に踏み固められた道なので、風情があると、テルが言ってたな。保田與重郎の日本の橋に出てくる話と同じだ。天皇のルーツも三国に関わるようだ。近代になって、鉄道を拒否したので、近代化から取り残された。それ故の日本が残っているようだ。テルくんのレクチャーは、録音したので、帰ったら整理する。
さて、本日は、京都に行って、若い連中と未来へ向けての作戦会議。
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