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『イコール』大人倶楽部

『イコール』大人倶楽部 『イコール』を使って、新しい社会の仕組みやビジネスモデルを考えたい人の集まりです。『イコール』の刊行をご支援していただける方の参加をお待ちしています。 …
参加型メディア開発一筋の橘川幸夫と未来について語り合いましょう。
¥10,000 / 月
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『イコール』編集塾(深呼吸学部)へ、ご招待。2024年夏。

渋谷のタナカヒロカズ(ラジオ)に橘川が出演しました。

「イコール」のことをたくさん語っています。

コミュニティ生成型雑誌『イコール』のご案内

▼『イコール』原稿・編集の基本ガイドです。 原稿を書く人は、こちらを御一読ください。 ▼『イコール』案内『イコール』Note総合案内 『イコール』原稿募集 橘川幸夫編集『イコール』の伝言板案内 『イコール』イベント案内 『イコール』発行支援のお願い 「本のある場所研究会」(深呼吸学部)

深呼吸学部2025年02月16日

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出版新時代17 雑誌やろうぜ!「イコールZINE」

●テレビと出版 テレビの崩壊は、インターネット(特にYouTube)の登場によるものです。ラジオやテレビは映画作りの伝統を踏まえ、早くから素人参加番組の動きを取り入れていました。  ラジオやテレビは視聴者参加型の番組を通じて時代の感性を取り込みながら成長しましたが、その成長にあぐらをかき、テレビに登場することが一種のステータスとして扱われるようになりました。企業も広告を出稿することでテレビの権威を支えていました。  テレビに出演するためには、テレビ局の管理者に認知される必要

深呼吸する言葉 急進派

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「イコール選書」について

「イコール選書」について コミュニティ生成マガジン「イコール」では、それぞれの編集長のコミュニティの中の著者による書籍化をすすめていきます。 第一号2025年4月1日/永遠の今/岩谷宏(担当・橘川) 第二号2025年春/森の再生は僕らの再生/藤井芳広(担当・田原)▼クラウドファンディング実施中 以下、企画推進中です。

深呼吸学部講義 2025年2月9日

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出版新時代16 川の時代から海の時代へ

(1)ブランドの崩壊 20数年ぐらい前か、気分調査を使って企業のブランド意識の調査をしたことがある。気分調査というのは1980年代に私が開発した「定性調査を定量的な手法で実施する調査手法」である。投稿雑誌の方法論を使って、商品や企業のイメージをワンフレーズで記入してもらい、それを分類して読み込むものだ。今から考えてみると、生成AIの手法だな(笑)。気分調査をAIで対応したマーケティング調査システムを誰かやらないか。80年代の「イコール」(平凡社発売)でスタートした企画なので

出版新時代15 75歳の誕生日に

(1)社会的ソフトウェア私が林雄二郎から引き継いだテーマは「社会的ソフトウェアとは何か?」である。林さんは晩年、この言葉をテーマにして勉強会を開き、会えば、話題にした。「情報化社会」という言葉を作った林さんは、近代社会の次に現れる時代の光と影を同時に見ていた。その光景の中で、「人はどのように生きればよいのか」を考え続けてきたのだと思う。封建時代であれば共同体の規範に沿っていきればよかったし、近代社会であれば生産の量と効率を追及する組織のルールに従えばよかった。しかし、個人と

深呼吸学部2025年2月2日

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出版新時代14 縦書きと横書き

 私は1960年代の後半から文章を書き始め、最初は自分のNoteに日々、好きなことを書いてきた。1972年にロッキング・オンを創刊して、自分の頁を確保したので、自分の部屋でNoteに書いていたようなことを公開した。もちろん、雑誌はパブリックなものなので、「読まれる」という前提での文章になる。私的なNoteから公的な雑誌に移行することによって「読まれることを前提に書く」という意識のシフトができた。それもいきなり一般誌に書くのではなく、自分たちのメディアなので、半分プライベートで

まほろば打ち

 画家の中津川浩章さんが懐かしい書影をFacebookにアップしてくれた。 「ロック訳詩集」(岩谷宏著・ロッキングオン刊行・1975年・定価800円)である。サブタイトルは「世紀末解体新書」。これは、ロッキング・オンとして初めて出した単行本である。  当時、ロッキング・オンは創刊3年目で創刊期のガムシャラな模索期を終えて次のステップに移行する時期だった。初期のロッキング・オンの他誌にはないウリは、岩谷さんの「訳詩」と「架空インタビュー」だった。博学の岩谷さんの訳詩は、意訳の

深呼吸する言葉 道

全ては空間と時間で出来ている。だから私たちは、世界と未来に向かう。