ネタバレ感想/グッドモーニング、眠れる獅子2/20230412
待ちに待った配信開始から2日!
みなさんもうご覧になったでしょうか?
私はリアタイ見てから、見逃しで3周視聴し、この記事を書くためにまた何度も早送り・早戻しでいろんなシーンを確認しました。
とりとめなく、しかも長文になりましたが感想を語りたいと思います。
ネタバレありですので、未視聴の方はまず是非ご覧になってくださいね!
ひかりTVで見られる他、Leminoでは一週間無料で見られますよ!
現在、フォトブック未読ですので、読了後、訂正・加筆するかもしれません。
また勝手な妄想も随所に挟んでおりますのでご容赦ください。
ネタバレあり感想
全体の感想
ちゃんと第1作目の続きとして話がつながっているのがまずホッとしました。
玲実ちゃんの主演映画が制作されていて、その様子をテレビで暖かく見守る九條とチャーリイ。
そして朱音のキッチンカーの前で流れてきた「ひとりぼっちの革命」で思わずオタムーブする九條や、玲実のおっかけ亀田登場など、前作の内容をしっかり引き継いでくれていて嬉しかったですね。
今回の敵は、法で裁けない人間を裁くという「アルテミス」。しかし蜂矢達のエリート意識や暴力への渇望から、人間狩りを楽しみたい金持ちにも獲物(deer=鹿)を供給したり、九條や朱音を獲物にしようとするなど、その正義は変質してしまっています。
ひょんなことからヒロイン朱音のキッチンカーの見習いシェフになっていまった九條、朱音の父がキッチンカーに隠したアルテミス告発データを巡って戦いに巻き込まれていきます。
今回の敵は、前回同様、暴力に取り憑かれていますが、社会正義とエリート意識をこじらせてる分、アルテミスの方が怖いかもしれません。
今作も、分かりやすいストーリー、エモーショナルな敵、可愛いヒロイン、派手なアクションと、前回以上に痛快な娯楽大作に仕上がっています。
カメラワーク、厨房での戦い、最後のNGシーンがジャッキー映画を意識されているようですし、特撮の小ネタなど随所に差し込まれていそうです。
それではここからはキャスト別に感想を語っていきます。
九條 和真(高岩 成二)
序盤のフードデリバリーで、九條の身体的能力が衰えていないことが表現されています。
次々と現れる障害をコミカルにクリアする様子が楽しいです。
個人的には院長回診がツボでした。
その後、朱音のキッチンカー付近で『ひとりぼっちの革命』が流れており、思わずオタムーブを繰り広げてしまいます。
まさかもう一度高岩さんのオタムーブが見られるとは!
そして、ひょんなことから見習いシェフとして朱音の借金返済を手伝うことになり、その一環で玲実とも再会します。
朱音との関係に悩んでいる九條を元気づける玲実に、
と微笑む九條にグッと来ました。
その後、黒虎によってアルテミスに素性のバレた九條は、鷹野の強力な麻酔で拉致されます。
手錠をされた状態で獲物(deer)として駆られる九條。
ガンドッグたちに囲まれ、金持ちハンターに銃で撃たれて倒れたと思いきや、手錠の鎖で受け破壊するというスーパープレイ。
そして決め台詞
ガンドッグ・スペシャルガンドッグ・バルチャー鷹野・ベアクロー熊見を倒し、最後の戦いで黒虎に死に追い込まれるも、あかねの、胸への一撃が心臓マッサージとなり息を吹き返します。
全然違う話になりますが、漫画『医龍』で胸に打撃を加えて止まった心臓を動かした国立笙一郎を思い出しました。
さて、目覚めた九條は、戦場飯オムライスで栄養補給し「グッドモーニング!」と完全に覚醒し黒虎を倒します。
しかし今回の本当の勝利は、朱音を真の料理人に導いたこと。
前作で玲実を導いたように。
そして前作同様、朱音の前から姿を消すようですね。
ヒロインを救い、プロとして導いて、クールに去るというのがシリーズの基本の流れになってきましたね。
坂本監督によれば、今回九條をシェフにしたのは、シリーズ化を見据えてとのことですね。
3作目もありそうな雰囲気ですし、次の九條の職業が楽しみです!
柚木 朱音(小栗 有以 AKB48)
小栗有以ちゃん、本当に可愛かった!
客引きのためにコスプレしたり、亀田さんのカメラに向かってアイドルポーズしたり。
実力はあるも客に向き合わず、高級な料理が一流の料理という思い込みからなかなかうまくいかなかったところ、九條の作った戦場飯が大ヒットし、自分の作ったメニューでないことに複雑な思いをいだいています。
その後、鷹野からキッチンカーを二千万円で買い取ると言われ心が動きます。
二千万円あれば自分の高級料理店を持てるから。
でも戦場飯に込めた九條の戦友への思いや、九條の戦う姿、蜂矢の過去に対する思いやりから、戦場飯をアレンジし、子供時代に泥にまみれたオムライスを提供し、蜂矢の味覚を取り戻すという大きな勝利を手にするというスーパーヒロインっぷり!
主な敵は九條が倒しましたが、最終ボスは朱音が倒したってことですものね。
最後に二千万円を受け取らずに、一万円札を数枚抜き出し、
っていうのも朱音の成長を物語っていますよね。
一流料理至上主義、借金や自分の店を持つ目標からの拝金主義に偏っていた朱音。
九條やチャーリイの仲間への思い、体一つでボロボロになっても自分を守ってくれた九條の姿、鷹矢の母子の悲劇を通して、食べてくれる人への思いを込めた料理の大切さに気づきました。
一度は手放そうと思っていたキッチンカーで父親と共に頑張っている姿はまさにハッピーエンド!
よかった、よかった。
チャーリイ(横山 一敏)
今回はあまり大きな活躍はなかったけど、キッチンカーに助っ人に来て、朱音に傭兵時代の事や戦場飯に込めた九條の仲間への思いを語ったり、九條がさらわれた時、エアロビ姿であかねの相談相手になったり、存在感はバッチリです。
最後の九條との掛け合い、
このメタ発言は次回作もあるよ!っていう引きですよね?絶対!
余談ですが、チャーリイが経営しているバー「アルジャーノン」というのは、ダニエル・キイスの小説「アルジャーノンに花束を」の主人公チャーリイとネズミのアルジャーノンから来ているんでしょうねと今更ながら気づきました。
そんな横山さんは、JAC(現・JAE)の第16期生で、高岩さん、今井さんの同期で、メタルヒーローシリーズ、スーパー戦隊シリーズ、仮面ライダーシリーズのスーツアクターを多数務められています。
藤平 司(今井 靖彦)
前作で登場した綿貫玲実の父親。
前作時点で故人ですが、今回も回想シーンで登場しました。
黒虎に三人で立ち向かったり、別の戦場では黒虎と四人で一緒に戦場飯を食べたりのシーンで元気な姿を見ることができます。
まさか今作も出演されるとは思っていなかったので嬉しかったですね。
それにしても九條は玲実にきちんと父親の話をしたのか?気になります。
玲実の手首に付けられている父親の形見であるブレスレット、それを見る九條のなんとも言えない表情から、まだちゃんと話していないんだなあと感じました。
そんな今井さんは、JAC(現・JAE)の第16期生で、高岩さん、横山さんの同期で、仮面ライダーシリーズ、スーパー戦隊シリーズのスーツアクターを多数務められています。
松本 康雄(高木 勝也)
暴力団「銀星会」組長で、前作に引き続き登場。
今回はあかねの父の300万円の借金を取り立てに朱音に絡んだところ、前作で叩きのめされた九條に再会してひどい目に遭うという、またまた可哀想な役どころ。
ラストでは亀田と一緒に戦場飯を待っているところ、朱音の父がお茶をこぼし、部下のチンピラが激高するが、それを止めて友好的に振る舞う様子が描かれています。
きっと朱音のバックに九條がいると思ってビビっているのでしょう。
駆け寄った朱音を亀田がカメラで狙った時にはすかさず一緒に写真に映るという、すっかりいい人になっていました。
あんまりいい人になると、3作目でまた悪役で出しにくくなるのでは?という余計な心配をしてしまいます。
坂本監督や高岩さんからはレギュラー化への匂わせもあって楽しみですね!
そんな高木さんは、仮面ライダーアマゾンズの三崎一也役で出演されていました。
柚木 輝夫(村岡 弘之)
朱音のダメパパ。
アルテミスの構成員として働くも、アルテミスの内情に我慢できず、盗み撮り告発データを娘に託します。
熊見と鷹野に拉致され拷問されていたので心配していたのですが、ラストで朱音とキッチンカーを切り盛りする様子が描かれたので、命までは取られなかったみたいで何よりでした。
きっと屋敷に監禁されていたのを九條と朱音に助け出されたのでしょう。
パパも反省して真面目に働いてくれているようでよかった!
村岡さんも、スーパー戦隊シリーズや、仮面ライダーシリーズの主に敵キャラのスーツアクターをされているそうです。
パパのアクションももっと見たかったですね。
綿貫 玲実(渡邉 美穂)
玲実カムバック!
ヒロインが小栗有以さんだから、出番もそんなに多くないのかと思いきや!
結構ガッツリ尺ありました!
制作サイドの愛が感じられて非常に嬉しいですね。
さて、予告で爆発(本物!)を背にしてたり、ガンアクションしていたのは、実は主演映画『吼えろ!青春ハリケーン』の撮影でした。
予告の時点では九條のピンチに銃を持って駆けつけるなどと妄想していたのですが、現代日本で一般人は銃の携帯はできないし、使い方もわからないですよね。
そんな一般人である女優綿貫玲実に派手なアクションをさせるのに、主演映画を使うのは素晴らしいアイデアです!
ガンアクションを織り交ぜた立ち回り、そして銃を落としてからの格闘シーン。
素人とは思えない身のこなし!
スーツ姿でのアクションがカッコ美しくて最高です!
ここだけ何回も繰り返し見てしまいますよ!
その後のお昼休み、戦場飯が映画のケータリングになったことをきっかけに九條に再会するも、お面で九條とはわかっていない模様です。
休憩中、九條にアクションの練習相手を頼み、九條のアドバイスで先程失敗した投げ技を見事成功させ、
と喜ぶ玲実がたまらなくカワイイ!
その後、あかねとの向き合い方に悩む九條の背中を押し、インスタで戦場飯を宣伝するなど、お話にがっつり絡んでいました。
後半は全く出てこないですが、それもヒロインを食わないしっかりした脚本で好感が持てる構成です。
坂本監督と高岩さんも絶賛です。以下、記事とYoutubeをご紹介します。
Youtubeのスペシャル対談でも、「べみほは切り返し早かったですね」「来年何か特撮(のオーディション)受けるか?」「キレッキレでしたね」と絶賛されてて、美穂さん本人もインスタストーリーで照れていました。
前作のBlu-ray発売記念イベントで、降板を告げられ、「暴れますよ!」と言ってた美穂さん、見事にマネージメントいただけましたね。
第3弾ではさらに成長した綿貫玲実が見られたらいいですね!
戸塚 塔子(ミユキニシジマ)
今回はプロダクション社長をやりつつ、玲実のマネージメントもしている様子です。
映画撮影の昼休み、
というやりとりからも関係は良好そう。
出番は少ないながら、前作との関係性を示す重要な役ですね。
前作では「幸(みゆき)」という芸名で、戸塚社長役と共に、玲実の振付も担当されていました。
ミユキさんは、2003年の『爆竜戦隊アバレンジャー』に今中笑里役で出演されていました。
2022年9月16日に活動名を幸(みゆき)からミユキニシジマに変更したことを発表したそうです。
亀田(キャッチャー中澤)
前作では綿貫玲実の追っかけのカメラ小僧。
今作では、玲実のインスタを見てキッチンカーを訪れ、九條と再会。
玲実ちゃんTシャツとキャップを着て今だに大ファンのようです。
朱音をアイドル扱いしてデレさせたり、戦場飯を美味しそうに食べたり、尺は短いながらもしっかり爪痕残しています。
ラストでもヤクザと同じテーブルに座っていたり、意外とコミュ能力高いのかも?
前述の銀星会松本と併せてシリーズ常連になってほしいです!
中澤さんは、2012年公開の『仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム』を皮切りに坂本監督の特撮作品に多数出演されているそうです。
坂本組の一員だったんですね!
ヒロユキ(永徳)
玲実の主演映画の撮影で、ラスボス的な感じで、玲実と立ち会う俳優さん。
カット後、玲実のアクションを褒めてくれます。
永徳さんも、仮面ライダーでスーツアクターとして活躍されています。
ここは仮面ライダーのスーツアクターとして、先輩・後輩の間柄になる、高岩さんと永徳さんの関係性にニヤリとするシーンですね。
その後、画面外のスタッフに「和田くん!」と言っていましたが、これはアクションコーディネートの和田三四郎さんのことみたいです。
さて、玲実ちゃんにすごく優しい良い人なんですが、カウボーイベストにジーンズという衣装で、玲実主演映画の世界観が全くわかりませんと思いきや。
あ、これですね!なるほど!
蜂矢 スグル[ホーネット](半田 健人)
法で裁けない人間を裁く「アルテミス」のトップ。
九條を助けに来た朱音に母親の面影を見出し、自分の過去を語ります。
少年時代、母親と公園でお弁当を食べようとしていた時、やんちゃな若者を注意して、逆ギレで殺された悲しい過去。
犯人は権力者の親の力で心神喪失で無罪放免となってしまう。
その時手にしていたお弁当のオムライスは泥の上に落ち、全ての食物が泥と認識してしまうというトラウマを持ち、人間のクズが裁かれる様を見ることで空腹が満たされるという歪んだ人間に。
朱音に対して自分が美味しいと思う料理を作れるかという対決を申しでます。
勝てば九條と朱音を開放するとともに二千万円、負ければ朱音も狩りの獲物に。
朱音の出す高級料理をことごとく泥とみなしますが、最後に作った戦場オムライスに目を見張ります。
黒虎との死闘で瀕死状態から蘇った九條に戦場オムライスを朱音が渡そうとするときに叫んだ
がちょっと可愛かったです。
むっちゃ食べたがってるやん。笑
その後、戦場オムライスを食べて味覚を取り戻し、泣き笑いを浮かべます。
その時のスプーンの握り方が子供のそれでした。
母の死から少年のまま蜂矢の時は止まっていたのでしょう。
そんな少年の蜂矢に朱音の心が届いた結果、また蜂矢の時間が動き出しました。
その後は描かれていませんが、改心して社会貢献してほしいとこですね。
母の面影がある朱音を好きになったり、援助したりという展開もあったりして、と妄想が捗ります。
そんな半田さんは、『仮面ライダー555』で、主役、乾 巧を演じていました。
鷹野 マサキ[バルチャー](賀集 利樹)
「アルテミス」の幹部で、天才麻酔科医。
獲物(deer)を殺さないように医者の自分がいるとの発言からアルテミスは殺人まではしていない模様。
物腰は柔らかで、朱音を強面で詰問する熊見を遮り、店ごと二千万円で買い取る、キッチンカーなんて卒業してもっといい店をいかがでしょうか?と表向きは紳士的な対応。
黒虎と協力して強力な麻酔薬で九條を昏睡させたり、三人の中で一番冷静な感じですね。
でも冒頭の講演シーンといい、医師としては何かタガが外れている怖さもあり、静かに狂気をはらんでいそうな抑えた演技が素晴らしかったです。
最後は武闘派なところを見せ、2丁拳銃で九條に挑みますが1丁九條に奪われ、結局敗北。
拳銃は最強の武器ですが、敵に奪われることもあるので、自分も気をつけようと思いました。
そんな賀集さんは、『仮面ライダーアギト』で、主役、津上 翔一を演じていました。
熊見 ヒロト[ベアクロー](出合 正幸)
冒頭で、傷害事件の犯人を無罪にしてから「アルテミス」に送り込む弁護士。
「ベアクロー」というコードネームの熊の爪の代わりに、手にはナックルをはめています。
熊見の過去は語られていませんが、鷹野と同様に過去に何かあったのかもしれませんね。
金持ちハンター三人に人間狩りを斡旋した時も、心底嬉しそうでしたのでし、その他の言動からも、口では正義を唱えながら暴力に耽溺している性向が伺えます。
ちょっとイっちゃってる感じが、前作のグリムリーパーズの幹部・クラブ(井上正大)を彷彿とさせますね。
常軌を逸した狂気の演技は今作一番だったのではないでしょうか?
九條に変態扱いされ気が狂ったように襲いかかりますが、最後は九條の強さに感服しながら敗北。
そんな出合さんは、『轟轟戦隊ボウケンジャー』にて、高丘 映士/ボウケンシルバー役、『獣電戦隊キョウリュウジャー』では鉄砕/キョウリュウグレー役&鉄砕の子孫の津古内 真也/2代目キョウリュウグレー役、『仮面ライダーW劇場版』では、芦原 賢/トリガー・ドーパントを演じていました。
スペシャルガンドッグ(岩田 栄慶)
ガンドッグの中の最強格なので、スペシャルガンドッグなのでしょう。
演じるのはウルトラマンシリーズのスーツアクターを務める岩田栄慶さん。
熊見の直属の部下に相応しい暴力中毒者っぽいエキセントリックな演技が良かったですね。
でも九條の敵ではありませんでした。
黒虎(ケイン・コスギ)
九條の傭兵時代のライバルで、「アルテミス」の戦術指導をしています。
キッチンカーで九條に傭兵時代の戦場飯をリクエストし、美味しそうに食べているのが通行人の目に止まり、戦場飯大ヒットのきっかけとなりました。
全ての敵を倒して蜂矢の屋敷に向かった九條と最後の戦いをし、素晴らしい回し蹴りで九條を死に至らしめます。
この時の回し蹴り、スローモーションで、まんまジャッキー映画でしたね。
古いですが『酔拳』を思い出しました。
その後、朱音のお蔭で生き返った九條に敗北。
負けはしましたが、一度は九條を死に追い込むなど、ラスボスに相応しい戦いぶりでした。
「お前は強いな」の後、英語で何かつぶやいているのですが聞き取れませんでした。
そんなケインさんは、『ウルトラマンパワード』でウルトラマンパワード/ケンイチ・カイ隊員役、『忍者戦隊カクレンジャー』でニンジャブラック/ジライヤ役、『劇場版 仮面ライダーリバイス バトルファミリア』でアヅマ / 仮面ライダーダイモン役を演じました。
スーパー戦隊シリーズ・ウルトラシリーズ・仮面ライダーシリーズの3大特撮ドラマシリーズへの出演を達成、さらに史上初めて3シリーズ全てで変身ヒーローとしての出演を果たされたそうです。
スゴイですね!
城島(木ノ本 嶺浩)
序盤にアルテミスに裁かれる詐欺グループのリーダー。
見苦しく逃げ惑い、情けなく命乞いする見事な演技で冒頭の緊迫感をかもしだしてくれました。
熊見に命乞いするもナックルで殴られ、ハンターにボコボコにされていました。
木ノ本さんは『仮面ライダーW』で照井竜 /仮面ライダーアクセルを演じていた方でしたね。
その時のかっこよさを微塵も感じさせない見事なやられ具合でした。
金持ちマダムハンター(鈴樹 志保)
銃を選びながら笑う赤帽子の金持ちマダムハンター。
マスクをしているのでわかりにくいですが多分この方が鈴樹さん。
渡邉美穂さんの所属事務所、クイーンビーの先輩女優さんですね。
余談ですが、このシーンで人間狩りにはしゃぐ金持ち三人をニコニコ見ているベアクロー熊見が印象的でした。
短い出演ながら、アルテミスが人間への裁きから暴力の娯楽化へと変質している様子を表現するのに重要な役柄でした。
人間狩りにホクホク喜んでいる演技がいい!
蜂矢の母(木下あゆ美)
蜂矢が幼い頃、若者を注意したことにより逆ギレされ殺されています。
見ていて辛いシーンですね。
不用意に若者に絡まなければ!とドラマを見返すたびに思います。泣
そんな木下さんは『特捜戦隊デカレンジャー』で、礼紋茉莉花 /デカイエロー役、そして『獣電戦隊キョウリュウジャー』で、福井優子 /キョウリュウシアン(2代目)役を演じていました。
朋美(枡田 幸希)
鷹野に「よく食べる豚」と罵られ、料理に盛られた薬で昏倒し、獲物として狩り場に追いやられます。
男たちをたぶらかして寝取った悪女らしく、寝取られた女がハンターとなって彼女たちを狩ります。
枡田さんは、2023年4月14日公開の坂本監督作品『妖獣奇譚 忍者VSシャーク』にも出演されています。
レポーター(星野 奈緒)
蜂矢をインタビューしていたレポーターを演じておられましたが、テロップを見ると若月裕太さんと共にフードドリンクセレクターも努められています。
今回、朱音が作る料理や、九條の戦場飯、鷹野の屋敷での一流シェフの料理などは星野さんと若月さんが手掛けられてるんですね。
通行人(高岩芯泰)
メニュー改善のために通行人に意見を聞こうする九條に声をかけられ……。
前作、グリムリーパーズの構成員として玲実ちゃんの肩を抱き、九條とも一線を交えた高岩さんの実の息子さんです。
九條のよってグリムリーパーズ壊滅させられてから、カタギになったのでしょうか?
九條を見るやいなや怯えて逃げ出していきます。
ここでも前作の繋がりを見せてくれて嬉しいです。
でもスタッフロールにお名前がないんですよね。汗
その他
①黒虎が戦場飯を食べている時、集まってきた客の中で、センター分けの白髪交じりのおじさん?おじいさん?が、その後亀田と一緒のテーブルに座っています。
なんだか関係者のカメオ出演のような気がしてならないのですが。
②また、九條がメニュー開発のためにインタビューした赤ちゃんを抱いた女性も美しい方で、ただの脇役ではない気がしました。→下記追記①参照
情報ある方はコメントで教えて下さいね!
(追記①:20230415)子供を抱いた奥さん(長谷川 眞優)
上記②で、メニュー見直しのためお客に意見を聞く九條に追い回される奥さん。
スペシャルガンドッグ役の岩田 栄慶さんの奥様、長谷川 眞優さんのようです。
抱いている子供も実のお子様みたいですね。
元女優さんということもあり、やはり只の脇役に収まらないオーラに溢れておられました。
最後に
最初は主要メンバーの感想だけ書こうと思っていましたが、結局キャストほぼ全員になってしまいました。
読みにくくてすみません。
今後も新情報・訂正有りましたら、こまめに更新したいと思います。
坂本監督もすでに3作目も見据えられているようですし非常に楽しみです。
その時はまた朱音と、そして玲実も出演してくれると嬉しいですね。
長文を最後まで読んでいただきありがとうございました。
(終)