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今読んでいる本のまとめ,2024年7月16日


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注意


これらの物語の重要な展開を明かします。

漫画

『PLUTO』

特撮映画

『シン・ウルトラマン』

4つの答え方

 以前から、ものごとの原因の考え方に、ティンバーゲンの4つの答え方があるという論理を調べています。
 自動車を運転手が赤信号で止めるのは、「赤い光に脳が反応するから」という至近要因、「教習所でそう教わったから」という発達要因、「赤信号で止まる制度が決まったから」という歴史要因、「赤信号で止まる方が安全だから」という究極要因の4つの答え方があるとされます。

2024年7月16日閲覧

 『PLUTO』で「ロボットが人を殺さないのは、科学者がそう作ったからだ」というのは、以前アリストテレスの四原因で考えたことがありました。
 ハードウェアが質料因、ソフトウェアが形相けいそう因、誰が作ったかが作用因、何のためかが目的因だそうです。
 これをティンバーゲンの4つの「なぜ」と対応させるため、さらに調べています。
 さらに、いわゆる「責任転嫁」の論理もこの「誰がそう決めたから」という作用因や発達要因や歴史要因でも判断出来るかもしれません。
 『シン・ウルトラマン』のザラブが「人類を滅ぼす」ことの理由が「それが私の仕事だからだ」というようにです。

参考にした物語

特撮映画

樋口真嗣(監督),庵野秀明(脚本),2022,『シン・ウルトラマン』,東宝

漫画

浦沢直樹×手塚治虫(作),2004-2009(発行期間),『PLUTO』,小学館(出版社)

参考文献

長谷川眞理子,2002,『生き物をめぐる4つの「なぜ」』,集英社新書
酒井聡樹,高田壮則,東樹宏和,2012,『生き物の進化ゲーム 進化生態学最前線:生物の不思議を解く』,共立出版
リチャード・ドーキンス(著者),垂水雄二(訳者),2014,『好奇心の赴くままに ドーキンス自伝Ⅰ 私が科学者になるまで』,早川書房
ニコ・ティンバーゲン(著者),日高敏隆,宮川桃子(訳者),1983,『ティンバーゲン 動物行動学 実験・理論編』,平凡社
ニコ・ティンバーゲン(著者),日高敏隆,羽田節子(訳者),1982,『ティンバーゲン 動物行動学 野外研究編』,平凡社
江口和洋,髙木昌興,2018,『鳥類の生活史と環境適応』,北海道大学出版会
ライフ編集部(編集),ニコ・ティンバーゲン(解説),丘直通(翻訳),1974,『動物の行動』,タイムライフブックス

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