イタリアの幼稚園②娘の行き渋り
娘が幼稚園に通い始めてもうすぐ3ヶ月経とうとしています。とはいえその間にはクリスマス休暇があったり熱ばかり出していたりしてちゃんと通えるようになったのは2週間前とゆうのが現実です。娘は日本ではほぼ風邪を引かなくなっていたのですが、ヨーロッパのウイルスはまた違うのでしょうか?
さて、幼稚園に通い始めた娘の様子はと言うと、ほぼ毎朝「今日幼稚園休み?」と聞いてきて、今日は幼稚園の日だよと言うとなんだかんだ理由を付けて出発を先延ばししようとします。
どうやら話を聞いていると、娘は日本語しか話せないので、トイレに行きたい時もどこかが痛い時も靴を自分で履きたい時も言えなくて伝わらなくてそれが嫌なようです。そりゃそうだよな、めっちゃわかるよ〜。
病み上がりの登園時は特に深刻で、教室の前に着いても頑なにベビーカーから降りようとせず、先生にベビーカーごと教室に入れられていました。
それでも降りなかった様ですし、上履きも履きたがらない、コートを脱ぐまで数時間かかったと言っていました。焦
そこで先生、明日から遊び慣れたおもちゃとか絵本を持ってきていいわよ、と言ってくれ、それが功を奏したのか、翌日からは少しずつ通える様になりました。まだまだ泣きますが「いっぱい遊んでくるね〜いっぱいごはん食べてくるね〜」と、泣きながらもかなり頑張って行こうとしています。
イタリア語も覚えた様で、「モノを落とした時はオッオー!というんだよ」と教えてくれました(笑)
特筆すべきは園児達。どうやったらこんなに良い子に育つの?とゆうくらい。娘はシャイで最初慣れない人に対しては無表情無反応なのですが、そんな娘にも名前を呼んでくれて「◯◯おいで〜!」と言ってくれたり、「◯◯も一緒に遊ぼう!」と言ってくれたり、ずっと手を繋いで遊んでくれるお姉さんがいたり、指示が分からず娘が立ちすくんでいると、手を取ってこっちおいでと促してくれたり。ギューっとしてくれたり、ほっぺにチューしてくれたり。それが一人ではなく、みんなそれぞれがそれぞれのやり方で優しくしてくれるのです。
4歳や5歳でこんなことできるの?イタリアの子どもたち、思い遣りに溢れてて、すごいよみんな。本当にすてき。
最近は娘も「さいしょやさしい子が3人いたんだけど、あたらしいやさしい子が3人いるの。あの子もやさしい子なの」と教えてくれるようになりました。