購入した生薬 IN 台湾5
購入した物
今回台湾で、購入した生薬は6点。
◎なつめ(台湾産)⇒血と気を補う滋養強壮食品。お茶、お料理など、最近はおやつとして食べられる商品も販売しており、日本でも手に入りやすい。 五味:甘 五性:温 帰経:脾 胃
◎薄荷⇒シソ科の多年草。生薬としての効能は、解熱、清涼、健胃、発汗
※旅行中の胃もたれ、乗り物酔い時、ミントティーを飲むと気分不良の手助けになることがある。食後にノンカフェインのミントティーもオススメ
◎四神湯(スープの素)
◎十全大補湯(スープの素)
◎葛根湯(漢方薬 粉末)
◎十全大補湯(漢方薬 粉末)
※十全大補湯は両親へのお土産
四神湯
四神湯とは台湾の生活にかかせない、夏定番の漢方スープである。
組成生薬は四つ
◎芡実(ケンジツ)⇒スイレン科 漏れ出るものを引き締める収渋薬
五味:甘 五性:平 帰経:脾、腎
◎淮山(ワイザン)⇒やまいも科 山薬、やまのいものこと。栄養価の高い滋養強壮食品
五味:甘 五性:平 帰経:脾、肺、腎
◎蓮子(ハスの実)⇒心を落ち着かせ、不眠を解消する手助けとなる食品
五味:甘 五性:平 帰経:脾、腎、心
※ベトナムやカンボジアでは、そのまま食べるスナックのような物も販売
◎薏苡仁⇒ハトムギの種皮を除いた種子 イボ取り、利尿作用、肌荒れの改善に役立つとして知られている
五味:甘未 五性:涼 帰経:脾、腎、肺
これらの生薬を、30分ほど水につけ、よく水洗いをしたあと、豚もつ、もしくは、骨付き肉(ソーキ)と一緒にぐつぐつ二時間ほど弱火で煮込む。今回購入したパックは、2000㏄で、とのこと。生薬も一緒に食べてね、と言われたが、煮込むことで養分はスープに溶けこんでいるので、山薬のような大きい生薬は無理に食べなくても大丈夫。
四神湯で作った包
迪化街の一角に、四神湯で煮込んで作ったお肉を包んだ肉まんの屋台がある。一つ25元(約125円)とお財布にも優しい。ほんのり生薬の風味が口の中に広がるが、食べにくさはなく、美味しくいただけた。
漢方スープを食べやすく
生薬に馴染みのない私たちにとって、漢方スープは飲みにくいかもしれない。でも、自分の好みに合わせてネギやショウガなどの薬味を足してみたり、お味噌を少しといて味付けをしてみるなど、少しの工夫で飲みやすく感じるのも事実。気になった漢方スープを購入して、自分好みにカスタマイズしてみるのも楽しいので、試してみてはいかがでしょうか?