大阪の街道を歩く

単行本『大阪の街道を歩く』の紹介と、大阪の街道にまつわるあれこれを綴ります。

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単行本『大阪の街道を歩く』の紹介と、大阪の街道にまつわるあれこれを綴ります。

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『大阪の街道を歩く』

小西進著『大阪の街道を歩く』(日本機関紙出版センター)には、大阪府域の歴史街道・旧街道のうち、 西国街道 京街道 熊野街道 暗越奈良街道 東高野街道 西高野街道 竹内街道 大阪市内の諸街道 を収録しています。いずれも府域の経路を実際に踏破。街道を歩くことで、大阪の豊かな歴史や文化の積み重ねを伝えようという、地方政治新聞「大阪民主新報」の連載記事を1冊にまとめたものです。 新聞連載と異なり、単行本ではオールカラー。詳細地図と共に、各写真(史跡など)の地点を確認できるQRコ

    • 大阪の街道と蔵元①

       日本酒の蔵元は、旧街道沿いに立地していることが少なくないと思います。良質な米、水の存在もさることながら、酒の流通を考えると、おのずとそういうことになるのではないでしょうか。    大阪府域の諸街道を歩きながら、実際にいくつかの醸造元を訪ねてきました。そのいくつかを、ご紹介します。  まずは『大阪の街道を歩く』の西高野街道(10)河内長野市(その3)で取り上げている西條合資会社(単行本132ページ)。創業は享保3(1718)年。「天野酒」で知られます。    現在の近鉄・南

      • 大阪の街道と文楽・歌舞伎

        大阪府域の諸街道の沿道には、文楽・歌舞伎やさらに上方落語などにゆかりのある場所が少なくありません。『大阪の街道に歩く』では、実際に諸街道を踏破する中で出会った史跡・旧跡を、文中で記しています。 〇西国街道(8)箕面市(その1)萱野三平旧邸長屋門 「仮名手本忠臣蔵」(27ページ) 〇西国街道(12)池田市(その2)春團治之碑(31ページ) 〇京街道(9)守口市(その4)佐太天神宮 「菅原伝授手習鑑」(42ページ) 〇熊野街道(7)和泉市内(その1)信太の森 葛の葉伝説(62ペ

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