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大阪の街道と蔵元①

 日本酒の蔵元は、旧街道沿いに立地していることが少なくないと思います。良質な米、水の存在もさることながら、酒の流通を考えると、おのずとそういうことになるのではないでしょうか。
 
 大阪府域の諸街道を歩きながら、実際にいくつかの醸造元を訪ねてきました。そのいくつかを、ご紹介します。

 まずは『大阪の街道を歩く』の西高野街道(10)河内長野市(その3)で取り上げている西條合資会社(単行本132ページ)。創業は享保3(1718)年。「天野酒」で知られます。
 
 現在の近鉄・南海河内長野駅付近で西高野街道と東高野街道が合流し、一本の街道(高野街道)となって高野山へ。東西高野街道の合流点からほど近く、美しい石畳の街道をはさんで酒蔵や主屋などがあります。旧店舗の主屋と土蔵は国登録有形文化財。
 
 直売所では季節商品を含む各種の清酒のほか、そうめんうりの粕漬などの加工食品なども購入できます。

天野酒|西條合資会社
https://www.amanosake.com/
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