ゲンキちゃんへ その2
外から帰って来るといつもゲンキちゃんが居たね。
私を見ると尻尾をブンブン振ってお出迎え、嬉しそうに走り寄ってきてくれた。
子供達が出来てからは子供達の真似をして、何度も何度も私に飛び付くようになったね。引っ張りオモチャを持ってきて、引っ張りっこしようって言ってきたね。出かける前にあげたオヤツをずっと食べないで守っていて、私が帰ってきた時に、まだ持ってるよって見せびらかしに来たね。
私が夜遅く帰った時も、パパとのお散歩断って、お外で私を待っててくれたね。
車を門の外に止めて、走り寄って来るゲンキちゃんと一緒に先ずはお散歩に出かけたね。お散歩が終わると、ゲンキちゃんを車に乗せて門から入って行くのが、いつの間にか私達に儀式になっていたね。私の車に乗るのが大好きだったゲンキちゃん。
もうそんなゲンキちゃんに会えないなんて寂しいよ。あの熱烈な歓迎をしてくれるゲンキちゃんはもういないんだね。悲しくて胸が痛いよ。
ゲンキちゃん、私の事、大好きでいてくれてありがとう。私もゲンキちゃんが大大大好きだったよ。またナデナデして、抱きしめてあげたい。