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【中学受験】首都圏中学直前対応②(親としてできること)

②本命校編

①の前哨戦編で記載したとおり、複数の学校を試しに受験し、その間の過ごし方を適切に行えば、お子さんはある程度受験の経験値も積み体調も問題なく過ごし、親も送迎や受験前後の声掛けにも慣れてくることと思います。
それでも、受験生の親として最も緊張する日、それは本命校の受験日です。長い受験勉強の日々を経て、ついに迎えるこの大切な一日。どのように過ごし、どのようにわが子をサポートすれば良いのか。ここでは、受験前日から当日、そしてその後までを、整理してみました。

1.受験前日を迎えるまで

小学校3年や4年生ごろから、塾に通い、5年、6年の厳しい受験勉強を経て、いよいよ本命校の受験を迎えるに際し、親として最も願うことは、これまでの勉強の成果・子どもが持つ実力を、受験当日に最大限、発揮してもらいたいということです。体調不良はもちろんのこと、当日のアクシデントやトラブル、ちょっとした気持ちの落ち込みなどが起きないよう、リスク回避を最大限図る必要があります。

この日、最も大切なのは「普段通り」を心がけることです。午前中は軽い復習程度に留め、午後は気分転換を兼ねた外出も良いかもしれません。試験会場までの経路を最終確認したり、子どもの好きな場所で軽い食事を取ったりすることで、適度なリラックス効果が期待できます。

夕方までには必ず帰宅し、落ち着いた雰囲気の中で夕食を取る。この日の夕食はできれば早めに済ませたいものです。消化の良い食事を、食べ過ぎない程度に用意したいです。

夜の時間は、必要以上の緊張を避けるため、受験に関する話題は極力控えめにします。「明日頑張ろう」「絶対受かるよ」という一見ポジティブそうな言葉をかけても、子どもはネガティブにとらえるものです。「ゆっくり休もうね」という声かけの方が、心が落ち着かせるでしょう。21時頃までには持ち物の最終確認を済ませ、22時には就寝できる環境を整えます。

私の上の子は、千葉県の私立が本命で、受験前日は特に予定がありませんでしたので、上記のように過ごしました。一方、次の子は、都立中学でしたので2月3日が受験日、2月1日と2月2日は私立を受験していました。それでも、さすがに2月2日の午後は受験を入れず、リラックスさせることに専念しました。

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