ラテン語ができると英仏語がちょっとわかるようになる
ラテン語は、多くの単語が英語やフランス語に流入しているので、これがわかると、アルファベット系の言語になんとなく強くなれます。マイナーな言語を学習したい人にはおすすめ。
ディクタトル(独裁者)っていう言葉がありますけど、あのdictatorという英語、もとはラテン語です。表記も全く同じ。どういう経緯を持っているかというと。
まず、dicto(ディクトー)という動詞があります。これは「口授する」「たびたび言う」などの意味を持っていまして、転じて「あれこれ言う人」→口授者、独裁者を指すようになりました。
英語でdictate(ディクテイト)と言えば「口述する」「押しつける、指令する」という意味になりますが、これもラテン語のdictoから来ていますね。発話や意志決定に関わる表現なわけです。
フランス語のdicter(ディクテ)も一緒。「口述する」「指図する」という動詞です。
本を買ったり、勉強したりするのに使っています。最近、買ったのはフーコー『言葉と物』(仏語版)。