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“過去・現在・未来” 人を評価するとき、見るべきはどれ?

初対面の人が自分のどこを見ているのか…
評価してくる人を逆に評価するとしたら…?
過去現在未来の3つの時間軸で分類される話が的を得ていたのでまとめてみました。


人を評価するときに見られる「3つのポイント」

人と初めて会ったとき、私たちは相手について知りたいと思うものです。
特に「どんな人なんだろう?」と考えるとき、相手がどんな経験をしてきたか、今どんなことをしているのか、そしてこれから何を目指しているのかを知りたくなります。
でも、実際にはこの3つのうち、どこを重要視するかで相手に対するイメージが変わってくることがあります。

1. 過去に注目する人:実績で評価するタイプ

まず、「過去」に注目して人を評価するタイプについてです。
このような人は、「その人がどんな成功を収めてきたか」や「どんな学歴やキャリアがあるか」といった過去の実績を重要視します。
「どこの大学を出たのか?」や「これまでにどんな賞を取ったことがあるのか?」といった質問をする人たちです。
確かに、過去の実績や経験は、その人がどれだけ努力してきたかや、どんな才能を持っているかを判断する材料になります。
難関大学を卒業していることや、大きなプロジェクトを成功させた経験があれば、その人は努力家で優秀な人だと思われるでしょう。
過去の成功や成果は、一つの「証明」として、他人に安心感を与えます。
しかし、一方で過去だけにこだわることにはリスクもあります。
なぜなら、過去に大きな成功を収めた人でも、現在の実力や未来への意欲が必ずしも同じとは限らないからです。
時代が変わり、必要とされるスキルも変化する中で、過去の栄光がそのまま今の力になるとは限りません。
過去の成功にとらわれず、新しいことに挑戦する意欲がなければ、成長は難しいでしょう。

2. 現在に注目する人:今の地位や仕事を重視するタイプ

次に、「現在」に注目するタイプの人について。
このタイプの人は、今の役職や仕事を重視し、その人が現在どんな地位にいるかを重要視します。
「今、どんな会社で働いているのか?」「どのポジションにいるのか?」といった質問をする人です。
こうした人たちは、今の立場や仕事からその人の影響力や能力を判断しようとします。
「大企業で部長職に就いている人は、きっと優秀で頼れる人だろう」というように、現在の立場がそのままその人の価値を表していると考えがちです。
ただ、現在の地位や役職だけで人を評価することにも、気をつけるべき点があります。
どれだけ素晴らしい会社に勤めていたり、高い役職についていたりしても、それがその人の実力や人柄を必ずしも保証するものではないからです。
会社の方針や環境によって、その人が持つ本当の力を発揮していない可能性もあります。
現在のポジションはその人の一面を表していますが、それだけではその人の全体像を把握することはできないのです。

3. 未来に注目する人:可能性を重視するタイプ

最後に、「未来」に注目するタイプ。
このような人たちは、過去の実績や現在の地位にはそれほどこだわらず、「この人はこれからどんなことができそうか?」といった未来の可能性に目を向けます。
初めて会ったときに、「今まで何をしてきたか?」よりも「これからどんなことがしたいか?」に興味を持つタイプです。
未来を見据えて相手と関わろうとする人は、その人の成長や意欲を重視します。
このタイプの人たちは、「今どこで何をしているか」よりも、「これから何ができるか?」に注目するのです。
「今はまだ小さなことしかしていないけれど、これからどんどん成長しそう」という人に対して、期待を込めて応援する姿勢を持っています。
この未来志向の評価方法は、相手に対する信頼やポテンシャルを見出すために非常に重要です。
過去の実績や現在の立場は固定されたものである一方、未来の可能性は無限に広がっているからです。
誰でも、これから先に努力を続けていけば、新しいことに挑戦し、成長していける可能性を持っています。
そんな可能性を信じ、支援してくれる人がいると、人は自然と力を発揮しやすくなるものです。

結局、どれが一番大事?

過去の経験も、現在の立場も、もちろん評価に値します。
しかし、未来の可能性に目を向けてくれる人は、相手の成長を支える大切な存在です。
過去に成功したからといって、必ずしも未来も成功するとは限りませんし、現在の地位が今後も続く保証はありません。
だからこそ、相手がこれからどんなことをしようとしているのか、どれだけの意欲を持っているのかを見て、その人を信じる姿勢が重要かと思います。
未来を重視してくれる人と出会うと、私たちも「頑張ろう」と思えますよね。
過去や現在の枠を超えて、「これからの自分」を信じてくれる人に出会えたとき、私たちはもっと大きく成長できるように思います。


このように、相手の過去や現在だけでなく、未来にも目を向けることで、よりポジティブな人間関係が築けるかもしれません。
過去や現在だけにこだわらず、可能性を信じて相手と向き合うことの大切さを忘れずに、今後の人付き合いに活かしていきたいものですね。

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