嘘×映画=?
こんばんは。
今日はエイプリルフールでしたね。
皆さんは何か嘘付きましたか?
学生時代はtwitter上でホラ吹いたりしていたのですが、社会人になるとどうも業務に追われてそれどころではないですね。
しかし、このまま年1イベントを見過ごすわけにもいきません。
先日、「嘘」にまつわる映画について鑑賞しましたので、感想を少しばかりお話させてください。
経緯
松村北斗さん、森七菜さん主演の『ライアー×ライアー』です。
2月20日公開作品なので、今更かよというツッコミは受け入れます。すべりこみセーフで見られてよかったです。
きっかけは、やはりSixTONESファンというところが大きいです。
4th single表題歌『僕が僕じゃないみたいだ』が映画の主題歌ですし、何より松村さん初主演という記念すべき作品なのです。
映画のジャンルとしてはラブコメ。アラサーOLが見るには少々イタいか?と戸惑いつつ、SixTONESのメンバーが鑑賞したということは私が見ても大丈夫だという結論に至りました。
こんなに見るのが遅くなったのは、密を避けるためです。(華やかJKの中でアウェイになるのを避けるため、というのはここだけの秘密)
念には念を入れ、平日の8時台というニッチな時間帯を狙いました。その甲斐あってか、見てる人は10人に満たない程度で、心置きなく過ごせました。
あるときはマスクの中でニヤニヤし、あるときはハンカチで涙を拭いながら見てました。
そう、この映画めちゃくちゃ泣けるんだよ。
SNS見てると泣いた人とそうでない人、どっちもいるみたいなんですけど、私は終盤涙腺崩壊しました。
展開が予想外で…ラブコメあんまり知らないんだけど、これはお決まりのパターンだったりするのかな?
内容をご存知でない人のために簡単にあらすじを説明します。
あらすじ(と心の声)※ネタバレあり
森七菜さん演じる湊は普段は化粧っ気のない地味な女の子。
ある時、大学の先輩に頼まれ、制服JKギャルに扮して渋谷で撮影モデルのバイトをしました。
そのとき、たまたま男の人とぶつかって転んでしまいます。そのぶつかった相手はなんと、義理の弟、透(松村北斗さん)だったのです。
湊と透は血は繋がっていませんが、4人家族の一員として、ひとつ屋根の下に暮らしています。2人とも同い年です(二十歳)。
ぶつかったとき、湊はギャルのコスプレをしていたので、なんとか透に正体がバレずにすみました。
それから、なんと透は驚きの行動に出ます。あろうことか、湊をナンパしたのです。
ここで、携帯番号を教えてしまったら、姉であることがモロバレ。湊はとっさに「スマホ持ってないんだ。親が厳しくて」と嘘を付きます。(親が厳しいのに金髪にしてるギャルなんて聞いたことないぞ?笑)
しかし、透はそう簡単には引きません。湊に電話番号を渡してその場を去るのでした。
湊は面白半分で、公衆電話から透に連絡し、初デートの約束をしちゃうんですよね。
デート中に本当のことを言おうと思っても、タイミングが悪く、透にかわされてしまいます。
そんなわけで、湊は「ミナ」という偽名で透と付き合うことになってしまったのです…!
透は今まで浮気グセが激しい男でしたが、ミナと付き合う前にすべての女性と縁を切りました。
また、「スマホを持っていない」ミナに対して、自腹を切ってスマホを契約し、ミナに授けました。それくらい彼女に対しては本気だったんです。
一方、家にいるときの透は、義姉の湊に対してほぼ口をききません。まるで、反抗期の高校生男子です。
ミナとして付き合うときと、湊として家族として暮らしているときの透の態度差に、湊は困惑してしまいます。
(中略)
※物語の中盤では、当て馬が登場したりと紆余曲折ありますが、今回は割愛します。これこそがラブコメの醍醐味ではあるのですが、長くなるので…ご容赦ください。
そして、別れは突然にやってきます。デート中、透がミナにこういったのです。
「今まで僕はミナを利用していただけなんだ。好きな人にそっくりだから」
好きな人って誰なんだろう…ミナはもやもやしながらも、別れを受け入れます。
数日後、湊は透に意を決して本当のことを伝えます。ミナの中の人が湊だった事を。
すると、透はこう言ったんです。
「こっちこそ、嘘ついてごめん。」
(ん?嘘って何???)
「僕は本当は湊のことが好きなんだ。姉弟だから恋しちゃいけないと思って、自分の気持ちをずっと押し殺してた。(※意訳してます)」
(え、透、あんなぶっきらぼうなのに姉のこと好きだったの!?)
それから、幼少期の回想シーンへ。
シングルファザーの透とシングルマザーの湊が4人で動物園にお出かけします。
お父さんとお母さんが付き合っていて、子ども同士も仲良くさせるイベント的なものだと思います。
そのとき、湊が透に対して手を差し出したのです。
「迷子にならないように、てつなご!」と。
そう、この瞬間から透の恋は始まっていたのです。
(この辺からもう涙が止まらない)
それから、10年余もの長い間、ずっっっと片思い。好きの気持ちを隠していたのが裏目に出てしまい、湊に勘違いさせてしまいました。無愛想な弟だと思われていたのです。
ときは現在、湊と透は、めでたく恋人同士になったのです。
偽りのない、正真正銘の姉弟としての初めてのデート場所として、原点である動物園を選んだのです。
そして、透が湊に対して、手を差し出し、
「今度は僕が守ってあげるね」
(ずっキューーーん💘)
二人が手をつないで歩く後ろ姿、重なるように幼少期に手をつないで歩く後ろ姿。
そして、エンディングテーマ、『僕が僕じゃないみたいだ』。この流れは鳥肌モノでした。
結局、お二人はゴールインするわけですが、やはり映画では展開早すぎますね。。。
個人的には透の告白シーンが一番の肝かなって思います。
面白シーン
一番面白かったのは、湊=ミナということに透が気づいて、電話するシーンです。
湊は外出中で、ミナのスマホは家に置きっぱなしでした。
透が自室から、ミナに電話すると…
出典はこちら。
永遠にこれが隣の姉の部屋から流れます(笑)虚しくこだましてる演出が爆笑物でした!ごめんね透、笑っちゃって…キミはそれどころじゃなかったよね…
楽譜に馴染みがない方は、「スマホ 着信音 マリンバ」で検索してみてください。絶対聞いたことあるあれです。
所感
映画のテーマを一言で表すと「自分の気持ちに素直になることの尊さ」だと思います。
二人とも手段は違えど、嘘を付き、遠回しな恋をすることで、本当の気持ちに気づくことができました。
誤解ゆえの人間関係のすれ違いは日常的にも潜んでいると思います。
苦手な人、喧嘩中の人を避けるのではなく、腹を割って話し合うのも時には必要なことなのではと感じました。
ギリギリエイプリルフールに間に合ったぞ!
ではまた!
この記事が参加している募集
もしよろしければサポートいただけますと嬉しいです! いただいたサポートは、眠らせたり、無駄にしたりはいたしません!新しい体験をするための投資として使わせていただきます。そして、その内容はnoteで共有してみなさんに還元しようと思います🙇