自分の感情を上手くコントロール出来ない訳
いつまで経っても感情的になってしまうこと
感情的になるのは良くないことは、よく理解しているつもりなんです。ですが、すぐに感情的になってしまう自分に落胆してしまうのです。そんな自分のせいで失敗してしまった経験を何度もしてしまいました。だから、直さないといけないと感じていたんです。ですが、それをなかなか変えることが出来なかったのでした。
過去の嫌な経験からトラウマのようになって、今の自分を悩ませていることがあります。それが、人から必要以上にせかされることなんです。それをされると、パニック状態になってしまうために何よりも避けたいことなんです。気が付けば、自分の中の怒りの感情を抑えることが出来なってしまうのです。そんなことでも人間関係においては、とてもマイナスなことなのです。相手からすれば、そんなことで怒るのかと呆れられてしまうのですから。
このような自分を変えたいと随分と奮闘しました。アンガーマネジメントに関するものは、飛びつくように求めました。その時に、たくさんの素晴らしい教えを学ぶことができました。ですが、未だに拭い去ることが出来ないのです。
また、僕にはすぐに人と比べてしまう癖があります。そのことで、どれだけ自分が苦しんだり、落ち込んでは嫌な思いをしていたとしても、辞めることができないのです。自分では分かっているのです。このことがどれだけ自分を貶めてしまうものなのか。自分でも痛いくらい理解しているのです。だから、僕はあらゆる本をよんだり、セミナーに参加しては学ぶようになりました。言われたことも素直になって実践しました。ですがふとした時に、人と比べてしまっているのです。
一体どうすれば、自分を変えられるのか悩んでいました。そして、いつまでも変わらない自分に失望したり絶望したりするのでした。
身に付けるには
ある意味、投げやりになってありのままの自分でいようと言い聞かせていた時期がありました。変わらないのなら仕方のないことだと思えたのです。ですが、そんな風に投げやりになったところで、悩みは解決しないのでした。
そんな時に、大偶和尚のYouTubeを見ていたんです。
同じような悩みを持っている方が相談していたんです。
そこに、僕の悩みの答えが全てあったのでした。
大偶和尚はスポーツを例に挙げられていました。どれだけ、良いコーチに教えてもらっても、どれだけ素晴らしい方法をしっていても、すぐに上達できるものではないものだと。それには、鍛錬が必要であるからだと。
そう言われてみると、覚悟を持って毎日のように練習しているプロの方であっても上手くいかないことのあるくらいです。それなのに、見ただけで出来るようになるのはおこがましいことは僕にだって分かっていたことでした。
心の問題は、見えない分、見失いやすいものであると大偶和尚がおっしゃったときに、僕がこんな当たり前のことも分からなくなっていたことがどうしてなのかも理解することが出来ました。
確かに、自分の心の問題は自分にしか分からないことです。自分という存在は、最も自分に近い存在でもあります。当たり前になってしまうものです。だから、余計に見失いやすいものでもあったのです。
心の在り方も、鍛錬することが必要だったのです。それなのに、良い本を読めば変われる。人から言われた通りにすれば、すんなり変われると思い込んでいたんです。
そもそも、お坊さんは、そうした邪念を払うために、厳しい修行をされているのです。あらゆる邪念を払うために、社会から逸脱して、自分の心と向き合い続けているのに違いありません。そこまでしても、悟りを開けるかどうか分からないことなのに、安易に考えていた僕が自分の心の在り方を簡単に変えることなんか出来るはずもなかったのです。
今、改めて自分の在り方を考えさせられるものでした。
結局のところ、どれだけ本気になって取り組むかどうかなんだと思います。自分が変われたと実感することが出来るまで、しがみついてでもそのことに打ち込めるかどうかなのです。
凄くシンプルだけど、そのことを知ったことで、自分の中の何かが変わったような気がしました。わずかですが、道しるべがみえた気がしたのです。長い目でみる必要があったのです。大らかな気持ちで出来ない自分を許していく必要があったのです。何度ダメでも諦めない気持ちが必要だったのです。今日も自分と本気で向き合ってみようと思いました。
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メルシー