流れに身を任せることも大事なこと
その不安はどこから来ているの
不安とは、一体何処からくるのでしょう？
不安の正体とは一体なんでしょうか？
将来を不安に感じるのも、暗い洞窟に進むのに不安を感じるのも、先を読むことが出来ないからです。暗い洞窟の中を進むようなことは滅多なことではありませんが、日常生活の中において、不安に感じることはよくあることです。
新しい場所に行くときもそうで、新しい出会いもそうです。こうしたことは、いくら自分が望んだことであっても、ワクワクするだけではないはずです。きっと、不安な部分が全くないと言えば、誰であっても嘘になってしまいます。
自分の想像を超えることが起きるかもしれないとか予期せぬことが起きてしまうかもしれないと思うと、怖さを感じて不安に陥ってしまうのだと思います。
つまるところ、不安の正体は、分からないことに対しての恐れなのです。
自分自身のことでさえも自分の想像を超えようとすると恐れては不安になってしまうのです。それは、良くも悪くもなんです。
人は自分の思い通りにしたい
時に、自分の思い通りにならない時に、人は感情的になってしまいます。怒りの感情も然り、イライラしたりすることもそうです。思い通りにならないということは、自分の想像を超えてしまうからであり、分からないという不安による恐れの表れなんです。
そうならないためにも、人は、他人に対しても自分に対しても自分の思い通りにしようとコントロールしようとしてしまうのです。
人に関して言えば、攻撃したり相手を貶めたりして、足を引っ張ろうとしてしまうのです。僕の場合は、かつて勤めていた会社で、誰よりも努力していると自負していたことがありました。自分一人で何でもやってきたと思いあがっていたのかもしれません。その時に、同僚が先に出世してしまったのです。その時に、どうして自分ではないのかと怒りの感情に駆られてしまったのです。自分だけ正当に評価されないと、会社の文句をあちらこちらで言いふらしたり、同僚の悪口を言ってしまうのでした。今思えば、そうやって同僚を貶めたり、会社を困らせたりして、自分の望んだ通りにコントロールしようとしていたんだと思います。結局のところ、そのことで自分の評価を落とし、孤立してしまうようになってしまったのでした。
自分に対しても、自分の思い通りに自分をコントロールしてしまうのです。
それは、自分にとってプラスになることも、はばかってしまうのです。新しくチャレンジしようとすることも、何故か自分の駄目な部分が気になってしまったり、新しいことに対してネガティブな部分ばかりが気になってしまうようになったりするのです。いくら自分が願っていても、無意識の中で抵抗してしまうのです。つまり、人は自分の想像を超えることは、かなり難しいことなのです。
僕自身、過去にお金持ちになりたいと思っていました。でも、きっとどこかで自分はお金持ちになるのは難しいことだと思っていたに違いありません。そんな時に、出世の話や良い転職の話など、沢山チャンスがあったものの、自分の中では理由も分らずに抵抗感や不安の方が大きくなってしまって、その選択肢を拒んでしまいした。今さら、後悔してもどうしようもないことではあります。結局のところ、自分がお金持ちになることは想像を超えることだったのです。だから、恐れて拒んでしまうのでした。そうならない為に、どんな手を使ってでも自分をコントロールしようとしてしまうのです。
時に流れに身を任せてみることが大事なのではないだろうか
そんな自分の想像をあっさりと超えることが出来ます。
僕は、自分で起業することが出来ました。自分が会社を設立するなんて、全く持って考えてはいませんでした。でも、ある方が「君は自分で会社を作った方がいい」と、勧めてくれたのでした。「会社なんて作るのは、とても大変なんでしょ？」と、聞き返したんです。すると、「そんなことはない、簡単なことだよ。」と、言われて、色々教えて頂きながら、会社を設立することが出来たのでした。
僕は、目の前で起きていることに流れに身を任せてみただけだったのです。もちろんのこと、流れに身を任せてみることも本当に勇気がいることです。どうなるのか分からなかったから、不安でなりませんでした。でも、あの時、思い切って踏み出せて良かったと思えています。
このことで、自分が想像もしていないことが起きました。そして、僕自身もそのことで、自分の想像を超えた自分になることが出来たのでした。
人は、考えても仕方のないことで悩んでしまったり、無駄なくらい迷ってしてしまうことがあります。僕自身も、その時はそんなことは思わないのですが、後に思い返してみれば、あの時の、悩みや迷いは必要なかったのかもしれない。そう思うことが多々あるのです。
それは、自分の想像を超える恐れからくる不安によるものであると言えたのかもしれません。
それでは、いつまで経っても、自分が望む自分にはなれないのではないでしょうか。もちろん、考えることは大事なことなのですが、時に、流れに身を任せてみるのも、重要なことのように思えてならないのでした。
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今日も自分をご機嫌に。
メルシー