見出し画像

長所って自分で決められる

自分には何の才能もないと悩んでいた

自分に何らかの才能があれば、世の中がもっと面白く感じられるはずなのにとか、人生を楽しむことがもっと出来るんじゃないかと考えていました。

僕は、何をしても上手くいかなかった。

振り返ってみても、仕事は苦しいことばかりでした。自分を好きなことを仕事にする。そんな風に言われても、自分の好きなことって仕事にするのはけっこう難しいものです。思うようにはいかないし、こんなはずじゃなかったと思うことばかりです。現に今も、仕事のことで、とても悩んでいます。

自分に才能があればと思うことはたくさんあります。いつも惨めな気持ちになってしまうのですから。こんな僕も、長い間料理の仕事に、何度も迷いながらでも何とか携わることが出来ています。ですが、長いこと料理に身を置いている分、才能のある人をたくさん目にしていました。自分には才能なんかあるようにはとても思えないのでした。そして、自分には才能がないから、人一倍努力しないといけないと強く感じていたし、誰よりも時間を費やさないといけないと感じていたんです。

それが、良い方向に向かえば良かったのですが、それは、一時の間のことでした。どんどんと自分を追い込むようになってしまったのです。自分には何もないから、上手くいかないんだ。そうした自責の念が強くなってしまいましたから。もっと、頑張らなくちゃいけない、もっと時間を費やさないといけない。そうして、精神を壊してしまったのも事実なんです。

仕事だけではありません。これまでの人生で、趣味を持ちたいと本当に色々と試してみたんです。ですが、そのどれもが楽しめるものではありませんでした。だって、自分にはなんの才能もないのですから。上手くいかないことばかり。自分にイライラしてしまうのです。こうなるくらいなら、趣味を持つことなんて無理だと諦めるしかないと思っていました。

何らかの才能があり、趣味をもっと楽しむことが出来たのなら、もっと人生は違っていたんだと思います。こんなにも仕事に人生を捧げなくて済むものだからです。

人生が楽しくないと感じていたし、そんな自分に嘆き悩んでいたんです。

長所って自分で決められる

僕自身、何も才能がないものだと思っていたんですが、それは、僕が自分が才能があるというのは、人よりも優れていないといけないという物差ししか持っていなかったからだったのです。

ある人がこんなことを言っていたんです。自分の長所なんて、自分だけが満足できれば、それでいいものなんだと。つまり、それは誰かより優れているとか、誰かよりも得意だということは、全く必要がないということなのです。

確かに考えてみれば、みんなそうだったのです。走るのが得意と言う人もみんながみんなオリンピック選手である必要はありません。料理が得意といっても、みんながみんなシェフになれる技術を持っている必要はありません。ただ、これは自分は得意なんだと思っていれば、それは得意であると言えること。人と比較する必要なんてなかったんです。

当時の僕は、そんなことを言ったって、得意といいながら人よりも出来なかったら、馬鹿にされて笑われるじゃないかって思っていたのです。ですが、今は、それもひとつの物差しであると思えるのです。それでもって、どちらが、自分の心を軽くする方が出来るのかというと、得意は自分で決められるものだということでした。

自分が得意だと思えば、何よりも自分自身が楽しむことが出来るからです。そうだけで十分なことだったのです。人生と言うものは、いかに自分を満たしてあげるかどうかです。楽しく幸せにいきていくことこそ、人生の目的であるのです。より自分の成長を伸ばすことも、好きなことを長く続けていくことも、幸せに生きていきたいからなのです。ですので、得意なことの定義なんて存在しえないものなのです。自分が得意だと思えたら、それは得意であり才能であり、長所になるのです。

お知らせです

お悩み相談はじめました!

人生に迷った時、どうしたらいいのか分からない時、誰にも相談できずに、苦しみました。いつか、僕自身も誰かに寄り添い、背中を押すことが出来たらと思い続けてきました。
だから、あなたのお悩みに、寄り添いたいのです。
どの記事でも構いませんので、コメント欄にてお待ちしております。

詳しくは、こちらを読んでください。

相談される方は上の記事内にある注意事項を読んでから、ご相談下さい。



最後まで読んで頂きありがとうございます。
今日も自分をご機嫌に。
メルシー

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?