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不本意なのに、居心地よいと勘違いしていませんか?

いつも不安や悩みを抱え込んでいた

生きていくのは、とてもしんどくて辛いものだと思っていました。自分が何者でもないのは分かっていたから、それは当たり前のことだと思っていました。成功さえすれば楽になれるものだと、本気で思っていたんです。

だから、僕は絶対に成功してお金や地位を手にしなくてはいけないと思っていたんです。

それなのに、いざ何かに踏み出そうとすると、とても不安に陥ってしまって動きだせなくなってしまうのです。必死になってやってきても、なかなか自信が持てずにいたし、上手くいかないことばかりでした。結局のところ、自分なんかが、何かを成し得ることなんか出来るはずもないという結論になってしまいました。

当時の僕は大きな悩みを抱えていました。仕事に対しても、家族や友人に対しても言えたことだったのですが、人間関係が上手くいっていませんでいした。気が付けば、いつも逆らえない立場になっていて、嫌なことを言われても反論することも出来ませんでした。常に虐げられた感覚は、とても苦しいものでした。

常に、不安や悩みを抱えては、生きることがしんどいとまで感じていたのにも関わらず、僕は、何かを変えるつもりがなかったように思えます。むしろ、このままでもいいくらいに考えていたんじゃないかと思いました。

その証拠に、自分にとって凄く良いことが起きたことも、そんなはずはないと否定してしまっていした。明らかにチャンスだと思えたものが目の前にぶら下がってきても、そんなに上手くいくはずはないと思い直していたんです。チャンスを目の前にしても、臆して行動に移すことが出来ませんでした。

良いことは、何か悪いことが起きる前兆だと信じていたし。チャンスは何かの罠としか見えませんでした。

そうやって僕は、自分が辛いと言いながら、何も変えようとはしなかったのです。

居心地の良さは幻想なのかもしれない

自分でも辛い状況であると認識しているのに、何も変えようとしなかったのは、その場所に居心地の良さを感じてしまっていたからだったように思えるのです。心の何処かに居心地の良さを感じていたのです。とても矛盾しているようにも思えるのですが、そうとしか思えないのです。

居心地の良さは、幻想に過ぎないのです。

それを、証明するかのような出来事を僕は体験しました。

僕は、ある会社に勤めていたときに、それはもう酷くて陰湿ないじめを受けていました。毎日のように先輩や同僚にいじめられて、身も心もぼろぼろになっていました。それを、勇気を出して信頼できる人に相談したことがありました。

その人は、「だったら、すぐにでも仕事を辞めるべきだ。」と、言ってくれました。

その答えに簡単に辿り着けることが出来るはずなのに、僕はその答えに驚きました。そんな考えを思いつきもしなかったからです。更に、僕はそのアドバイスには従わなかったのでした。会社を辞めなかったんです。それは、決して意地のようなものではなく、ただ単に、自分の居場所が無くなってしまうという危機感と不安からでした。せっかく話を聞いてくれて助言をしてくれたのに、適当な理由をつけては誤魔化していたのです。あれだけ親身になってくれてたのに裏切ってまで、僕は変わろうとしなかったのです。

居心地の良いと感じるのは、何も心から良い場所であるとは限らないのです。どれだけ今の居場所に不平不満があっても、どれだけ今いる場所で怒りを抑え込んでいようとも、どれだけ今の場所にいることで悩みがつきなくても、何故か人の目に怯えなくちゃいけない場所であっても、居心地の良さを感じてしまうのです。

そう、心が拒んでいたとしても、脳が良しとしてしまうのです。

どれだけ蔑まれても、どれだけの侮辱を受けようとも、そこに自分の居場所があれば、そこに留まろうとしてしまうのです。人は変化にこそ恐れを感じているからです。

その原因は人の本能の部分にあって、現状を維持しようと働きかけてしまう性質を持っているのです。ですので、本来僕らには現状を変えたくない心理が備わっているのです。何か変化を起こそうとすると、無意識に抵抗してしまうのです。

居心地の良さを感じているのなら

だとするのなら、自分の中でわずかでも変化に対して嫌悪感だったり違和感を感じているのなら、自分の中で明らかに不平不満があるのにどこか安心していることに気が付いているのなら、放ったらかしにしないで欲しいのです。そして、何か動き出すときであると悟る必要があるのだと思います。きっと、次のステージに進むことへの合図くらいに解釈しても良いのかもしれません。

物事において言えることは、現状維持では衰退するものだからです。

僕らの人生においても言えることです。常に成長していく必要があるのです。若くしての僕は、常に後先考えずに突き進めばいいと感じていました。それで満足していました。当時の大切な人には、それを理解してくれて当たり前くらいにしか思っていませんでした。もしも、それを現状維持し続けていたら、僕はその考えや思いで、当時の自分のように満足することが出来ていたでしょうか。そんなはずはないはずです。当時はそれで良くても今の自分には満足することが出来るはずもないのです。だって、それだけ成長しているのだからです。

常に変化を求めて生きることが出来たのなら、きっと自分の人生はより良いものになっていく。その為には、いつだって未来に視点を持っておくことも大事なような気がします。

常になりたい自分が見えていれば、そこに強い意志と決意が備わっていれば、自然と変化を求めて歩き出すことが出来るはずだからです。

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メルシー

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