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人のせいにしたくなるのは

人のせいにしてしまう

あの人がああしてくれていればよかったのに。あの人があんなことを言わなければよかったのに。そんなことを自分の中で繰り返して言ってしまうのです。その時ばかりは、自分が可哀そうだと思ってしまい、自分に同情していたのでした。

人のせいにしてしまうのは、自分の不甲斐なさを受け入れられないときがあるからだと思います。自分の心が保てなくなりそうだから、人のせいにしては、気持ちを楽にさせたかったんだと思うのです。

人生にはいくつもの選択を迫られるものです。その決断が、時に苦しくも辛いこともあることです。僕は、そうした時にいつも人のせいにしてきたんです。それが、脆い自分を守る唯一の方法だったのかもしれません。

大学に行かない選択をしたときも、仕事を辞めたときも、夢を諦めたときも、大切な存在と別れを決めたときも、僕は人のせいにしてきたんです。

でも、それがどんどんと自分を貶めることになるのは当然のことでした。だって、誰よりも、自分自身に原因があることが分かっていたからです。後悔したくない気持ちだけで、人のせいにしていたって、結局は、自分を責めてしまうだけなんです。

ある人が言った言葉が今でも自分の中に強く残っています。「後悔だけはしてはいけない。」その言葉をどんな時だって、自分に言い聞かせるようになっていたのです。後悔してはいけない。それは、ある意味正しいことであります。ですが、その言葉の解釈を間違った方向に捉えてしまっていたのかもしれません。どんなことも後悔しないために人のせいにしていたのですから。

人のせいにしてしまう原因はただひとつ

自分の人生であれだけ人のせいにしてきてしまったから、自分でも分かってしまったことがあります。それは、人生の選択を迫られたときに、後悔したくないがために、決断を人に委ねてしまうのです。あの時のあの人がこう言ったからだとか、あの人がこうしろといったからと、言ったように。自分の意志ではなく他人の意見を聞き入れてしまうのです。

自分のことなのに人に答えを委ねてしまうのは、もしも上手くいかなかったときに人のせいにするという前提を作ってしまっていたのです。無意識とはいえ、既に逃げ腰なのです。ある意味、自分の選択が、もう上手くいかないと思ってしまっているのだということだったのです。

自分で決めたことは自分の幸せのためにある

人のせいにしたくなくても、人のせいにしてしまう前提で生きているのです。それは、今思うと、あまりにも愚かじゃないかと自分を責めたくなります。

でも、自分の心が弱かったから。そうするしか心を保てないと判断した自分がいたからです。そうした自分を守りたいという言い分があったのです。それを、全て否定してしまうのは、自分が可哀そうだと思えたんです。それに、やはり、自分を責めたところで何も変えることは出来ないのです。

だから、人のせいにしない自分に変わるために、変わる必要があるのは、選択を決断する理由を変えることだったのです。自分で決めるということを決めることです。

ですが、そうしようとすると自分の弱さや甘えが出てしまう時には、決断することが出来なくなってしまうのでした。でも、それもひとつの決断と思うようにしたんです。どんな決断であっても自分で決めると決める。逃げてもいい、怖気づいてしまい立ち止まってしまう決断をしてしまってもいい。その選択は、どんな時も自分の幸せの為の選択であるのだとこと。僕は、そう思うことに決めたのです。

それが、どんな結果になろうとも、どんなに上手くいかないことになっても、自分の幸せのためだったと思えたら、許せるような気がしたんです。

未だに、選択が迫られたときに、迷う自分がいます。上手くいかなかったときには、どこからか理由を探し出して、人のせいにしたくなってしまう自分がいます。そんなときに、少しずつですが、自分の幸せの為の選択なんだと思い直すことが出来るようになってきました。

なんだか、未来が明るいような気がします。

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今日も自分をご機嫌に。
メルシー

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