私の周りのメンズたちが皆ワンネスを知っている件
これには一番の当事者である私自身が、一番驚いているというか、スクリーンに映し出された映画を見てるみたいな、実感を伴わない感動の中で
でも実際に起きている愛の物語。
先日の事。元夫であり第一パートナー(愛の大きさを格付けしてるわけではなく、歴史や生活の距離感の近さ的に便宜上そう呼んでいる。)のアキ君が体調を崩し、突然緊急入院してしまった。
観光業で生計を立てている彼にとってこの夏は非常に厳しいもので、蛇の生殺しとばかりに、延長に延長を重ねられた「緊急事態宣言」と、連休のたびに発生する台風のせいでほとんど仕事がなく、経済的にひっ迫していた中、
「やっとまともに仕事ができる!」と喜んでいたこのお盆休みの初日から、なんのカルマだよってツッコミ入れたくなるタイミングでの入院。
私たちが住む離島には、病院がなく、小さな診療所があるのみで、彼が入院することになったのは、船で渡った先の県立病院。
緊急入院という運びだったので、着替えや身の回りの物などが必要になり、「用意して持ってきてくれる?」と連絡が入ったけれど
4歳の娘を連れて船でそこへ渡り、バスなどを乗り継ぎ買い出しをして・・・・って機動力のなさ。さらに、そこまでしても面会ができるわけでもない。
わたしは意を決して「助けて」という事にした。
頼った先はJO君。
「一生のお願いがあります。断る権利はあります。」と前置きしたうえで、事情を説明したら
「わかりました」と言ってくれた。そしてその旨をアキ君にも連絡を入れた。
「JO君が行ってくれるから」と。アキ君も「ありがとう・・助かる」と受け入れた。
さらに言うと
まだ会ったことはないけれども、私が発信している「ポリアモリー的生き方」に賛同、支持してくれる男性(彼との出会いや関係はまた後日詳しく記していきたいと思う)に、このことを打ち明けたら
「離れていても助けられるのがお金の凄さだよ。遠慮しないでね」って
援助の申し出を受けた。
会ったこともないから、むしろ私の方が笑ってしまって。「ちょっと待ってwww詐欺かもしれないし気を付けてよ!?」ってなったんだけども。
ただただ愛がすごいって感動してしまって。
しかもその話をJO君にしたら
「で、もらわなかったんですか?」って普通に聞かれて。
「いやーさすがに貰わなかったよ」と返したところ
「へー。貰えばいいのに。」って言われて。
これはわたしの勝手な解釈なんだけど「貰って自分だけ得したい」ってことじゃなくて、「お金なんて循環だよ」みたいなことをこの人普通に知ってるのか?って思った。
てか、みんな、知識じゃなくて感覚として「ワンネス」を知りすぎてる。
わたしだけが一人でエゴってる!
私がポリアモリーとしてカムアウトしてから、まだ1,2か月しか経っていない。けれどもこんなに早く、ポリアモリーでよかったと思う日がやってくるとは予想だにしていなかった。
普通、常識。そんな風に考えたら
「彼氏が入院してる間に、浮気相手とセックスしといて、その人に彼氏の面倒見させるとかありえないし、おまけに会ったこともない男性からお金むしり取ろうとしてるとかさらに最低。」
という解釈になるのだと思う。
それに、うまいこと男性たちを「体(てい)よく動かした」として、それは嘘を巧妙についてあやつりでもしない限りそんなことが起こるなんてちょっと信じられないんだろうけど
実際わたしはひとつも嘘を、誰にもついていない。
それなのに、それぞれの思いがありながらも、みんなが、輪のように助けあってくれた。
これはただの事実で
絶対に「愛」だ。
大事なことは「それぞれに思いがある」ってところだ。
JO君はいみじくも言った。
「メメ子さん、僕、今回の件で、やっぱり自分はめちゃくちゃ社会不適合者だってことがわかりました。メメ子さんのお願いだったので、それはちゃんと聞き届けたいと思ったからやりましたけど、実際けっこうストレスだったんですよね。だから、「人からの頼まれごと」を実行するのって本当に向いてないみたいです。でも組織で仕事するってなったら、「頼まれごとの対価」として金貰うってことじゃないですか。僕できねーなって。いやー。勉強になりました。」
そんな彼はこれから自分ビジネスをしていく決意を固めて動き出した。
いろんな在り方があっていい。
私の周りには変わった人しかいない。そしてみんなが愛の人で、みんなが自分軸を生きていて、みんながワンネスで繋がってるらしい。