人生に影響を与えた本の一冊: 「ザ・ゴール」

おそらく二十歳前後で読んだと思うのですが、ビジネス系の文脈においてエリヤフ・ゴールドラットの本を読んでいない人には勧めるスタンスです。

ボトルネック理論は僕の中で物事を考える上でのベースとしてインストールされており、そこからさらに発展を遂げビジネス以外へも応用できる考えとして昇華された「ザ・チョイス」はその最高峰だなと、今書きつつ思い出しつつの中しみじみと思います。

「ザ・チョイス」についての話はいろいろ書きたいことはあるなと思いつつそれはまた別の機会にしまして、「ザ・ゴール」はビジネスに限らず、何か個人的なプロジェクトを始めようとするときに、目的とそのための手段、その上でのボトルネックについてしっかりと考えるという視点が腑に落ちる本となっています。この本がすごいなと改めて思うのはそういった概念を堅苦しい理論的な本で説明するのではなく、小説形式で面白くするすると読めるようになっている点です。
逆に、するする読めてしまうが故に、はたとこれを重要な書籍だと認識するというよりは半沢直樹のようにエンタメ小説として読んでそれで終わりとしてしまうと恐ろしく勿体無いない話です。

ゲーム開発をメインとする今の生活においても、この書籍で語られる理論は大変に重要で、個人の企画時間、開発時間という限られたリソースをどう活用するべきか、何がボトルネックかを常々しっかりと考えていく姿勢は、個人でゲーム開発をするという中においては身に染みて大事だなという印象です。

そんな形で「ザ・ゴール」愛が止まらなくなりそうな気がしてきましたので、ここで筆(ペンタブ)を置きゲーム開発のコードを書こうと思います。

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