見出し画像

糖質制限ダイエットの効果はいつから出るか?実践に基づく感想(3週間・3か月・1年)

糖質制限で10キロのダイエットに成功し、1年たちました。最近は、ことごとくスーツを買い替える必要が生じました(自慢)

ようやく周囲からも、糖質制限が認められるようになってきました。それまでは「糖質制限をやっている」と、うかつに口に出したものなら「バランスよく食べないとダメだ」という批難の集中砲火でした。

糖質過剰の食生活は決してバランスは良くないんですけどね。糖質制限批判論もたびたびテレビなどであるようですので、糖質を愛する人たちからの風当たりはきつかったですね。

この記事は、3~4年くらい前にボツにしたブログからの転載です。現在の私の食事法は、朝食プロテイン+メガビタミンになっています(参考:ボクが毎日5年間も朝食にプロテインを食べ続けている理由

編集後記にて、この記事を再編集して、今、感じることを追記しています。

糖質制限ダイエットの効果はいつから出るか?

さて、批難に耐えつつ、糖質制限ダイエットを続けるためには、どれくらいで効果が出始めてくるかを知っている必要があります。私の経験から、糖質制限ダイエットの効果が出始めてくる3つの時期(3週間・3か月・1年)をご説明します。これが分かっていると「まずそこまで頑張ってみよう!」という気分になりますよね。

ほんと、糖質制限でダイエットのみならず、人生も変わりますので、挫折せず頑張ってほしいです。

3週間の結果(糖質制限ダイエット)

開始3週間のキーワードは「モチベーション」です。

経験上ですが、糖質制限を始めたら、まずは3週間が一つの目安となります。見た目が変化し始めるのが、3週間なのです。また、身体のホメオスタシスを説得?するまでが3週間。意味あるのかな、無いのかなと考えて、苦しくなるのも3週間です。

この最初の3週間で、モチベーションを高く保てないと挫折します。低インスリンダイエットを提唱した永田氏のコメントが興味深いので引用します。

ダイエットを始めたら、3週間は続けてみてください。ダイエットを始めて数日すると、脂肪細胞の中に含まれる中性脂肪が燃焼して、脂肪細胞は小さくなりますが、体には「同じ状態を保とう」とする働きがあるので、脂肪細胞に水分を入れて元に戻そうとするのです。

だから最初は「体形も体重も変わらない」と感じますが、しばらくすると水分も抜けて脂肪細胞が小さくなり、「やせた!」と実感できるようになります。ここまでにかかる時間は、最大で約3週間。つまり、いまやっているダイエット方法で本当にやせるかどうかは、3週間しないとわからないということです。」

低糖質チェンジダイエットのリアル 主婦の友社

体重が2-3キロ減ったり、ちょっと増えたりを繰り返す時期が、一番つらいものです。「もう効果ないわ、これ!」と辞めたくなってしまうことが多かったです。

何しろ、糖質を摂らないという生活のスタイルが全く確立されていませんので「何も食べるものが無い」というような絶望的な感覚に支配されていました。我慢、我慢の日々が3週間です。

私の個人的な経験では、この3週間の時期は、中途半端な糖質オフではなく、スーパー糖質制限でビッシリ糖質を落としていくというのが良かったです。

かなり厳しめの糖質制限を提唱する西脇Drはスタートダッシュの「3日」を提唱しています。

確かに糖質から離れようと思えば、思い切って、3日やめてみるという勢いが必要かもしれませんね。

「今まで毎日3食、炭水化物を食べていた人が、いきなり糖をカットするのは、決して、楽なことではないでしょう。 少しずつ糖を抜いていくというほうが無理なくできそう、と思いがちですが、私はあえて、スパッと糖を断つことをおすすめします。何度もお話ししているように、糖は中毒性物質です。糖の中毒性から抜け出すためにも、3日間、きっぱりと脱糖をすることが大切なのです」

3日でやせる! 脱糖ダイエット―「太る」「老ける」から解放される ! 主婦の友社 (2015/3/11) 西脇俊二

できれば、この3週間くらいの時期に「あれ?なんか痩せた?」と声をかけてもらえるとやる気になりますね。

体感としてはかなり苦しいのですが、3週間でグッと体重が減りますので「あ、この方法でいいんだな」と理解できます。モチベーションが大事です。(実際には、このあとの数か月で、体重や食習慣はそれなりに戻るのですが、最初の勢いが大事です。)

3か月の結果(糖質制限ダイエット)

3か月のキーワードは「習慣化」です。

3か月間糖質制限を継続できると、まさに「習慣」が変わります。つまり糖質制限の日々が「日常」になります。私の場合も、非常に大きな変化が生じました。

・ペットボトル系飲料を飲まなくなった
・お菓子(糖質)を食べなくなった
・夕食に炭水化物を摂らなくなった
・晩酌をビールからウイスキーに代えた
・朝食を食べるようになった

食習慣の型が作れるようになってくるまで3か月です。

例えば、オヤツの代わりにアーモンドやくるみを導入したり・・。朝食に果物やヨーグルトを食べるようになったり。食事に、納豆やサバ缶を導入したり、できるだけ安価にたんぱく質を摂れる工夫を試みだしました。

この3か月は、これまでの食スタイルを変化させ、代わりに何を食べるのかというのを勉強する期間となりました。この時期に、糖質制限に関する主要な本はだいたい読みつくし、理論(頭)で糖質制限に弾みをつけました。体が糖質制限スタイルを覚え込む(習慣化する)ようになると、こっちのものです。

私の場合は3か月で6-7キロ減し、周りの人からもダイエットの成功を口に出してもらえるようになりました。見た目も変わり始めました。ですから、ダイエットとしての「成功」は3か月を目安にすると良いと思います。しかし、まだまだ油断はできません。

糖質制限ダイエットから「1年」

1年のキーワードは「セットポイント」です。

3か月で大幅なダイエットに成功しましたが、まだまだ、体重のセットポイントは定まっていませんでした。少し食べすぎたり、糖質過剰になると体重はすぐに2-3キロ戻ります。

糖質制限の食習慣を確立しつつあったとはいえ、リバウンドが十分にあり得ました。もうリバウンドしないな、と確信できたのが、だいたい1年後です。

「人間の体は、長期間にわたって維持してきた体重を簡単に忘れはしないのです。たとえば、あなたが90kgの体重を5年間続けていたとします。ダイエットで70kgに減量しても、体は90kgを「セットポイント」に設定していますから、そこに戻ろうとします。70kgは「仮の体重」なので、食生活を以前の状態に戻せば、体重はすぐ90kgに戻ります。歯を食いしばって、70kgの体重を維持してください。

最低でも1年、できれば90kgを維持していた期間を超える年数を。そうすれば70kgが新しいセットポイントになり、多少太っても70kgに戻りやすくなるのです。ダイエットは続けなくては意味がありません。流行のダイエットに踊らされることなく、自分の食生活を少しだけ変えながら、健康に、ゆっくりとやせていくのが最もいいダイエット方法だと私は信じています。」

低糖質チェンジダイエットのリアル 主婦の友社

今では、かなり糖質を食べることも多くなりました。基本お付き合いの時は、糖質制限しません。また、スイーツなどを食べることもあります(連日にならないように注意しますが)。

それでも体重は基本的に、10キロ落ちた地点を動かなくなりました。体重が落ちた今の状態が、セットポイントと体に認められたようです。

まとめ

自分の体をもとにした人体実験を行っているわけですが、3週間・3か月・1年というのは、本当だと実感します。現在、高校時代と同じ体重に戻りました。あと1-2キロやせるとちょうど良さそうですので、さらに数か月かけてみようと思います。

あとは課題は「引き締め」かな?ダイエットに成功してから気づきましたけれども、痩せるのと、締まって見えるのは別問題なんですね。ポチャポチャした体形でしたが、一回り小さくなっただけという感じです。筋トレとかストレッチとか運動とか、やはり必要そうです。

編集後記:5年後に振り返って思うこと

この記事を書いたのは、糖質制限を開始して1年の節目でした。体重は1年弱で7~8キロ落ちました。この後、体重のセットポイントが決まったと感じた時期に、スーツの買い替えをしました。

これでもう太れない!という覚悟が決まりました。今でもリバウンドしていないので、ダイエットは成功した!と言って良いでしょう。

その後、数年のうちに糖質摂取量は徐々に増えました。糖質をひたすらに制限する食生活が、必ずしも良いものではないと分かったからです。特に昼食には糖質(蕎麦・パン・パスタ)を摂取することが多いです。

しかし、数年前に集中的に培った習慣(糖質制限)により、甘いお菓子やジュース類などは、ほとんど口にしなくなりました。その代わり、ナッツを食べたり、お茶を飲んだりするようになりました。間食を変えることが、リバウンドしない要因になっているようです。

どんなダイエットでも「いつ、効果が出るんだろうか?」と不安になってしまうことが、継続を妨げます。そんな時、この記事を見直して、モチベーションを高めていただけると、うれしいです。

おすすめ本

現在の食生活の核は、朝食にプロテインを摂ること。そして、あとはメガビタミンをサプリで摂り、他は、あまり気にしなくなりました。現在の健康法として、我が家の朝食レシピをまとめた本を読んでみてほしいです。

もちろん体重は維持しています。現在は65キロくらいをキープしています。6~7年前は80キロ近くありました。今の体調からすれば、私に合っている食事法を見つけられたようです。

#糖質制限 #ダイエット #効果 #食生活 #スーパー糖質制限 #MEC


いいなと思ったら応援しよう!

綿樽 剛@AGA・薬を使わない薄毛対策
大人のADHDグレーゾーンの片隅でひっそりと生活しています。メンタルを強くするために、睡眠至上主義・糖質制限プロテイン生活で生きています。プチkindle作家です(出品一覧:https://amzn.to/3oOl8tq

この記事が参加している募集