糖質制限ダイエットの効果はいつから出るか?実践に基づく感想(3週間・3か月・1年)
糖質制限で10キロのダイエットに成功し、1年たちました。最近は、ことごとくスーツを買い替える必要が生じました(自慢)
ようやく周囲からも、糖質制限が認められるようになってきました。それまでは「糖質制限をやっている」と、うかつに口に出したものなら「バランスよく食べないとダメだ」という批難の集中砲火でした。
糖質過剰の食生活は決してバランスは良くないんですけどね。糖質制限批判論もたびたびテレビなどであるようですので、糖質を愛する人たちからの風当たりはきつかったですね。
糖質制限ダイエットの効果はいつから出るか?
さて、批難に耐えつつ、糖質制限ダイエットを続けるためには、どれくらいで効果が出始めてくるかを知っている必要があります。私の経験から、糖質制限ダイエットの効果が出始めてくる3つの時期(3週間・3か月・1年)をご説明します。これが分かっていると「まずそこまで頑張ってみよう!」という気分になりますよね。
ほんと、糖質制限でダイエットのみならず、人生も変わりますので、挫折せず頑張ってほしいです。
3週間の結果(糖質制限ダイエット)
開始3週間のキーワードは「モチベーション」です。
経験上ですが、糖質制限を始めたら、まずは3週間が一つの目安となります。見た目が変化し始めるのが、3週間なのです。また、身体のホメオスタシスを説得?するまでが3週間。意味あるのかな、無いのかなと考えて、苦しくなるのも3週間です。
この最初の3週間で、モチベーションを高く保てないと挫折します。低インスリンダイエットを提唱した永田氏のコメントが興味深いので引用します。
体重が2-3キロ減ったり、ちょっと増えたりを繰り返す時期が、一番つらいものです。「もう効果ないわ、これ!」と辞めたくなってしまうことが多かったです。
何しろ、糖質を摂らないという生活のスタイルが全く確立されていませんので「何も食べるものが無い」というような絶望的な感覚に支配されていました。我慢、我慢の日々が3週間です。
私の個人的な経験では、この3週間の時期は、中途半端な糖質オフではなく、スーパー糖質制限でビッシリ糖質を落としていくというのが良かったです。
かなり厳しめの糖質制限を提唱する西脇Drはスタートダッシュの「3日」を提唱しています。
確かに糖質から離れようと思えば、思い切って、3日やめてみるという勢いが必要かもしれませんね。
できれば、この3週間くらいの時期に「あれ?なんか痩せた?」と声をかけてもらえるとやる気になりますね。
体感としてはかなり苦しいのですが、3週間でグッと体重が減りますので「あ、この方法でいいんだな」と理解できます。モチベーションが大事です。(実際には、このあとの数か月で、体重や食習慣はそれなりに戻るのですが、最初の勢いが大事です。)
3か月の結果(糖質制限ダイエット)
3か月のキーワードは「習慣化」です。
3か月間糖質制限を継続できると、まさに「習慣」が変わります。つまり糖質制限の日々が「日常」になります。私の場合も、非常に大きな変化が生じました。
食習慣の型が作れるようになってくるまで3か月です。
例えば、オヤツの代わりにアーモンドやくるみを導入したり・・。朝食に果物やヨーグルトを食べるようになったり。食事に、納豆やサバ缶を導入したり、できるだけ安価にたんぱく質を摂れる工夫を試みだしました。
この3か月は、これまでの食スタイルを変化させ、代わりに何を食べるのかというのを勉強する期間となりました。この時期に、糖質制限に関する主要な本はだいたい読みつくし、理論(頭)で糖質制限に弾みをつけました。体が糖質制限スタイルを覚え込む(習慣化する)ようになると、こっちのものです。
私の場合は3か月で6-7キロ減し、周りの人からもダイエットの成功を口に出してもらえるようになりました。見た目も変わり始めました。ですから、ダイエットとしての「成功」は3か月を目安にすると良いと思います。しかし、まだまだ油断はできません。
糖質制限ダイエットから「1年」
1年のキーワードは「セットポイント」です。
3か月で大幅なダイエットに成功しましたが、まだまだ、体重のセットポイントは定まっていませんでした。少し食べすぎたり、糖質過剰になると体重はすぐに2-3キロ戻ります。
糖質制限の食習慣を確立しつつあったとはいえ、リバウンドが十分にあり得ました。もうリバウンドしないな、と確信できたのが、だいたい1年後です。
今では、かなり糖質を食べることも多くなりました。基本お付き合いの時は、糖質制限しません。また、スイーツなどを食べることもあります(連日にならないように注意しますが)。
それでも体重は基本的に、10キロ落ちた地点を動かなくなりました。体重が落ちた今の状態が、セットポイントと体に認められたようです。
まとめ
自分の体をもとにした人体実験を行っているわけですが、3週間・3か月・1年というのは、本当だと実感します。現在、高校時代と同じ体重に戻りました。あと1-2キロやせるとちょうど良さそうですので、さらに数か月かけてみようと思います。
あとは課題は「引き締め」かな?ダイエットに成功してから気づきましたけれども、痩せるのと、締まって見えるのは別問題なんですね。ポチャポチャした体形でしたが、一回り小さくなっただけという感じです。筋トレとかストレッチとか運動とか、やはり必要そうです。
編集後記:5年後に振り返って思うこと
この記事を書いたのは、糖質制限を開始して1年の節目でした。体重は1年弱で7~8キロ落ちました。この後、体重のセットポイントが決まったと感じた時期に、スーツの買い替えをしました。
これでもう太れない!という覚悟が決まりました。今でもリバウンドしていないので、ダイエットは成功した!と言って良いでしょう。
その後、数年のうちに糖質摂取量は徐々に増えました。糖質をひたすらに制限する食生活が、必ずしも良いものではないと分かったからです。特に昼食には糖質(蕎麦・パン・パスタ)を摂取することが多いです。
しかし、数年前に集中的に培った習慣(糖質制限)により、甘いお菓子やジュース類などは、ほとんど口にしなくなりました。その代わり、ナッツを食べたり、お茶を飲んだりするようになりました。間食を変えることが、リバウンドしない要因になっているようです。
どんなダイエットでも「いつ、効果が出るんだろうか?」と不安になってしまうことが、継続を妨げます。そんな時、この記事を見直して、モチベーションを高めていただけると、うれしいです。
おすすめ本
現在の食生活の核は、朝食にプロテインを摂ること。そして、あとはメガビタミンをサプリで摂り、他は、あまり気にしなくなりました。現在の健康法として、我が家の朝食レシピをまとめた本を読んでみてほしいです。
もちろん体重は維持しています。現在は65キロくらいをキープしています。6~7年前は80キロ近くありました。今の体調からすれば、私に合っている食事法を見つけられたようです。
#糖質制限 #ダイエット #効果 #食生活 #スーパー糖質制限 #MEC