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オリジナリティを発揮するためには、何よりも「安心感」が大事だ!〜ORIGINALS〜

オリジナリティを「安心して」発揮する

挑戦

組織心理学の天才、アダム・グラントの著書『ORIGINALS』をまた読みました。

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アダム・グラントといえば『GIVE&TAKE』が有名ですが、この作品も負けず劣らずの良書です。

何が良書かと言うと、私みたいな臆病で、内気な人こそオリジナリティを発揮しやすいと言うことをエビデンス込みで教えてくれるからです。

私が最も共感し、そしてこれからも心がけていることは

本業を続けながら起業する人の方が100%新規事業に打ち込むよりも失敗の確率が33%低い
→ある分野で安心感があると別の分野でオリジナリティを発揮しやすい

ということ。

リスクをガンガンとるよりも、セーフティネットを設けて、たとえ失敗してもまた再チャレンジするような環境をつくろうってことです。

私の場合はサラリーマン生活

これは就活の時に大いに参考にしましたねぇ〜

そもそも、「オリジナルな人」とは?

セレクション

現代はクリエイティブな発想が求められる時代です。

というのも、既存の横流し作業ができるものはロボットの方がそろそろ安くなるから。

しかしながら、オリジナリティを発揮することがなぜ求められているのか?

という理由は実は自分もつい最近まで疑問に思っていました。

ただ、本書を読んで「オリジナリティを発揮していない人」の特徴を見てなるほどと感じました。

というのも、辞めないで成果を出す社員の特徴として

会社にある既存のブラウザを使わず「Chrome」や「Fire Fox」といったブラウザを自分でインストールしている社員

という結果があったからです。

これはどういうことかというと

「今あるもの」にあぐらをかかず、自らの行動でより良い選択肢を見つける社員が成果を出しやすい

といったことを示唆しています。

自らの行動でより良い結果をだす、言われてみれば当たり前ですがちゃんとエビデンスとして出しているのは珍しいものです。

しかも、最低所得者と最高所得者の違いを政治心理学者のジョン・ジョストが調べたのですが、結論として

最低所得者層は一貫して、最高所得者層よりも「現状を維持する傾向」にある

ということでした。

この2つのエビデンスから、

「オリジナリティを発揮していない人」は既存のシステムに甘えるため大きな貢献ができない

ということが見えてきます。そりゃロボットに取って代わられるわな、と(笑)。

そしてここでまた言えることは

オリジナリティを発揮するには既存にあるものを新しい角度から見て、改善すること

であって完全な0→1ではないんですね。

なんだかオリジナリティを発揮するハードルが下がったような気がしませんか?

安全圏からガンガンリスクをとり、新たなビジネスチャンスを生み出せ!

動き出す

そして現代は、そもそも挑戦のコストがこれまでにないくらい下がっております。

・新規事業を起こすためにわざわざ銀行の融資を通る必要がない
・インターネット事業は大概ランニングコストがかからない
・匿名でもできるんだから、プライバシーの保証もされている

だから、サラリーマンの給料でも新しい挑戦ができるレベルで色々できちゃったりします。

稼ぎ方だって、今は「ジョブ型雇用」があり、経営者からしても

終身雇用で新人を1から育てるよりも優秀な人を一時雇って事業が終わったら報酬払って終わり

の方がリスクが少なく、安心できます。

転職が当たり前ってことは新人の価値は実はもうほぼないに等しい

ということだったりするんじゃないかなと働いていて思います。

経営者は事業に失敗したら雇った方すぐ切れますし。

引き受ける側はどれか一つの分野に絞って

・まずは安定してお金がたまる仕事を一つもつ
・たまったお金で新しい挑戦、継続できるものを見つけスキル向上
・スキルを還元し、仕事を受注。今できる最大限のパフォーマンスを発揮
・ガンガン引き受けてひたすらSNSでアピール!信用を勝ち取る。
・スキルも上がるからどんどん自分の需要が高まる
・大型案件を獲得し、賃金が上がる
・十分賃金が上がったなら安定仕事を切ってその時間でまた新しい挑戦をする

っていう流れが王道になるかなと思われます。

何回読んでも勉強になるし、今こそ試されてるなぁと感じます。

正直ちゃんと読んで行動したら普通に成功できそうな、そんなポテンシャルを秘めています。

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