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作曲コンクール《第1回パープルリボン作曲賞》本選会のお知らせ

当方は、大東文化大学講師の草柳和之です。11月は、「stop セクハラ・DV・性暴力」という、女性に対する暴力をなくすキャンペーンの期間であることを皆さんはご存じでしょうか。

草柳和之は、心理臨床家としてDV・性暴力・いじめ問題などの領域に力を尽くし、トラウマケアやDV加害者更生プログラムの実践に長年携わってきました。同時に、DV防止のための音楽キャンペーンの展開のために、今や世界的に活躍する作曲家・野村誠氏(日本センチュリー交響楽団のコミュニティプログラムディレクター) に、草柳和之は、その曲を国内外で演奏して約20年に及んでおります。


昨年秋、非暴力の文化としての音楽財産を掘り起こす《パープルリボン作曲賞》を創設し、その理念を持つ音楽を広く公募しました。今回はピアノ曲の公募で、幸い36作品と言う多数の応募をいただき、10月に譜面審査を無事に終え、14曲を受賞対象曲として選出、本選会で演奏されることになりました。11/25=国連の定める女性に対する暴力撤廃デー、という本作曲賞の理念「stop セクハラ・DV・性暴力」にふさわしい日に、本選会行います。
関心のある方のご参集をお待ちしております。

《2021.11.15:作曲賞創設の記者会見(Youtube)》→→https://youtu.be/QSRpbDwUf5o


【パープルリボン作曲賞創設の趣旨】
━━音楽で 非暴力の輪 広げよう! ━━

パープルリボンは、セクハラ・DV・性暴力{注1}など、女性に対する暴力防止{注2}のシンボルマークです。誰もが女性・男性の良好な関係を築きたいもの、また、本来、暴力が好きな人はいないはずです。そこで、私たちはここに、非暴力の文化としての音楽財産を掘り起こす《パープルリボン作曲賞》を創設し、その理念を持つ音楽を広く公募します。暴力に対抗するのは「音楽による美的体験」なのです。

さらには、この作曲賞の活動によって、職業音楽家や音楽愛好家の方々が、「stop セクハラ・DV・性暴力」推進の楽曲と出会い、レパートリーに取り入れていただき、パープルリボンの理念が広がることも期待しています。音楽によって、皆が安心して暮らせる、住みよい社会環境を目指しましょう。

{注1} セクハラ・DV・性暴力には、女性被害者だけでなく、男性被害者・LGBTの被害者も存在し、現実は多様であり、我々はこれら全ての暴力の根絶を実現していきます。
{注2}11月25日は、国連の定める女性に対する暴力撤廃デーです。その日程に合わせ、内閣府男女共同参画局は、「令和4年度 女性に対する暴力をなくす運動」の期間を、11月12~25日と定めました。また、パープルリボン・コンサートは、その時期合わせ、メンタルサービスセンター主催により、これまで4回開催されてきました。

《パープルリボン作曲賞》サイト→→http://www5e.biglobe.ne.jp/~m-s-c/purple%20ribbon%20composition%20award%20page.html



【パープルリボン作曲賞本選会】
11/25は国連の定める女性に対する暴力撤廃デーです。この作曲賞の理念にふさわしい日に、本選会を行います。作曲コンクールの本選会は、新しく曲が誕生し、それが世に出ようとする最初の段階に立ち会うスリルと楽しみを体験する、独特の時間です。
本選会では応募作を演奏し、その中から審査員の合議で受賞作を決定します。「stop セクハラ・DV・性暴力」推進をテーマに集まった作品の数々を、当日は心ゆくまで味わっていただけると幸いです。今回はピアノ曲の公募です。

※応募曲をできる限り演奏し、音を実際に聴いて審査する方針とする。
※受賞曲を、次回の《パープルリボン・コンサート》の開催、および、第2回パープルリボン作曲賞本選会、の際に演奏する。

〔日 程〕 2022年11月25日(金)18:50~20:30

〔入場料〕 電話予約500円(当日600円)

〔演奏曲目(50音順)〕
●天岡寛晋「INTERMEZZO」=連弾=
●池田文麿「パープルリボンの為のエチュード」
●内海治夫「焦燥から安定へ」
●小日山拓也「Boleh Boleh BOLERO」
●澤勇輔「視線」
●Juhghye Lee「Snowflakes」
●次郎丸智希「summer garden」
●田中弦大「ピアノのための5つの小品」
●千葉理平「眠る姫よ、メロウな⾵だ」=連弾=
●濱川礼「翻訳できない言葉」組曲
●松岡佳歩「⾔葉の棘」
●三善有希乃「空の、Rhythmの」
●持麾勉(もつざい・つとむ)「まなざしを上げて Keep Your Head Up!」
●山本学「ピアノのためのパープルリボン・レリジェンス」
※譜面審査の結果、以上14曲が、本選会に進むことに決定しました.

〔特別演目〕朗読・作曲・ピアノ演奏:清水友美
「『ひまわり~DVをのりこえて』1人の演者のための試作Ⅱ」

〔会 場〕スタジオ・ヴィルトゥオージ(JR新大久保駅5分):〒169-0073 東京都新宿区百人町2-16-17 B1(AVANTI-21)-Aスタジオ https://www.s-virtuosi.jp/

〔参加申込み・お問合せ〕パープルリボン作曲賞事務局(メンタルサービスセンター内)
〒176-8799 練馬郵便局留 Tel03-5926-5302、070-5016-1871
http://www5e.biglobe.ne.jp/~m-s-c/

《その他、留意事項》
・審査は非公開とし、選考結果は後日に発表する。
・受賞作の発表は、本選会終了後、日を改めてメールで応募者に発表する。
・審査員による応募曲全体に対する講評と、受賞作に対するコメントを、参加者全員に送付する。選考結果と講評およびコメントをサイトにも掲載する。


【審査員】
■野村 誠〔日本センチュリー交響楽団コミュニティプログラムディレクター.世界的に活躍する作曲家,ピアニスト.インドネシア国立芸術大学客員教授,東京芸術大学講師等を歴任.2003年第1回アサヒビール芸術賞,他の受賞歴あり.著書多数.〕

■清水 友美〔ピアニスト,作曲家,ダンサー,シンガー,女優.武蔵野音大ピアノ科卒.現代音楽コンクール“競楽VI”第3位等,多数入賞. 演劇やダンス音楽を中心に、作曲家としての依頼も数多い。女優としてDV被害者の手記「ひまわり」の朗読公演も行う。〕

■草柳 和之〔桐朋学園大学講師,早稲田大学講師等をへて,現在,大東文化大学非常勤講師.日本カウンセリング学会認定・カウンセリング心理士.日本カウンセリング学会・東京支部会運営委員.日本音楽療法学会会員.著書『ドメスティック・バイオレンス』(岩波書店),共著『標準 音楽療法入門下』(春秋社)他多数.社会貢献支援財団より,平成27年度社会貢献者表彰を受賞. 本作曲賞創設者.〕

【本選会出場作品・演奏者(50音順)】
清水 友美(前出)

■立木彩音
桐朋学園大学音楽学部卒業後、ケルン国立音楽大学ピアノ修士課程、歌曲伴奏科修士課程を修了。第 9 回セシリア国際音楽コンクール室内学部門第 3 位。Schubert作曲''冬の旅''の収録が西部ドイツ・ケルンWDR放送局にて取り上げられる。ソロや歌曲伴奏の他に、コンテンポラリーダンスとの共演やイタリアのモンテプルチャーノにて若手作曲家による現代音楽の演奏をする等、幅広く活動をする。

■眞鍋杏梨
愛知県立芸術大学音楽学部器楽専攻ピアノコースを首席で卒業。同大学院博士前期課程鍵盤楽器領域を修了時、併せて長久手市長賞を受賞。兼松信子奨学金を得て、ハンガリー国立リスト・フェレンツ音楽大学にGuest student として留学。 CONCOURS INTERNATIONAL DE PIANO NICE CÔTE D'AZUR 2019 in the DIPLÔME DE CONCERT category,第 1 位(仏)他、多くの受賞歴がある。

■御園生瞳
フェリス女学院大学音楽学部器楽学科ピアノ専攻。2005年、及川音楽事務所主催によるソロリサイタルを開催。同年、アーティストコミュニティジャパン主催第一回国際ピアノ伴奏コンクール第三位、島谷恵介特別賞受賞。2006年、アーティストコミュニティジャパン主催第一回歌曲ピアノ伴奏コンクール第一位、他受賞多数。日本芸術家認証振興会コンサート演奏家ピアノ伴奏部門認定証取得。2007年より昭和音楽大学、短大、大学院、声楽・オペラ・合唱非常勤伴奏研究員として、授業伴奏、試験伴奏、入試伴奏、オペラ実習や公演等に参加。2020.2.15、アプローズプロジェクト主催横浜サンハート音楽ホールにてリサイタルを開催。 現在は後進の指導をしながら、様々なジャンルの歌手や楽器奏者の方々とコンサートやライブに参加し、クラシック以外にもポピュラーピアノ、ジャズピアノ等ジャンルに拘らず後進の指導をしている。
CDに「カウンターテナー~本岩孝之 耳に残るは君の歌声」(徳間ジャパンコミュニケーションズ,2010)、他多数.テレビ 2010.7.16〜9.24木曜日0:15〜45,NHK WALKING EYES アルクメデス 三題テノールリサイタルコーナー出演、他.


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