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受験前なのに学校を休みがちな子供に、どう接する?

今年も受験シーズンが近づいてきました。

「受験が近いのに、朝起きれない」
「学校を休みがちで心配」

という声も聴きます。

そんな時の接し方について
一緒に考えていきたいと思います。

心配の根本は?

朝起きれない、学校を休んでしまう子どもをみて
どんな感情がわいてくるでしょうか?

モヤモヤ
イライラ
心配
焦り
葛藤…

感情を感じられたら、
それはどこからわいてくるでしょう?

「受験に落ちて志望校に落ちたら…」
「どこにも入れなかったらどうしよう…」
「このまま停滞していくのでは…」
「周りに何て思われるか…」

進学の心配、
子どもの人生の心配、
世間体の心配…

心配の根本は何かを見ていきましょう。


どうしてほしい?

子どもにどうしてほしい、
どうなってもらいたいのかを
明確にしてみましょう。

「元気に育ってくれればそれでいい」

と思っていても、
無意識に
「こうなってほしい」
という期待はあるもの。

理想や期待があるから心配になり
感情が乱されます。

「〇〇高校、大学に行ってほしい」
「毎日学校には行ってほしい」
「せめて〇位には入ってほしい」

などでてくるかもしれません。

名前にこだわるなんて、
順位を気にするなんて…

こんなこと考えたらよくない!と否定せずに、
自分が思っていることを素直に認めてみましょう。

私も学校名なんて気にしない、と思っていたのに
意外と○○以上じゃないと!なんて
こだわりが出てきて愕然としました(@_@;)

全然そのまま認めてなかった…

子どもを観察する

心配を口に出すのをグッと抑えて、
まずは、子どもの様子を観察してみましょう

姿勢や表情、何に関心があるのか、
何が好きで何が嫌なのか。

以前はこうだった、ではなく
「今」のその子をみてあげましょう。

そうしているうちに
沸き起こってくるものがあれば

「親からはこう見える」

と感情をのせずに
子どもに伝えてみましょう。

「お母さん(お父さん)にはこう見えるんだけど…」

と。

子どもの話を聴く

簡単に伝えたら、
次は子供から感じたことを聴く番です。

「聴いてどうだった?」
「何か思った?」

と聴いてみましょう

返事がない場合は
2~3回声をかけて様子をみましょう。

子どもから返事がない場合は

「何かいいたくなったら教えてね」

とそれ以上追求せず、また機会をみつけて
声をかけてみましょう。

「起きたいけど起きれない…」

と気持ちが出てきたら、

「そうなんだ、いつから?」

と気持ちに寄り添って
具体的な時系列、何かあったのかなど
聞いてみましょう。

あくまで答えやすい雰囲気で、
答えにくい質問は強要せず、
他のことを聞いてみましょう。

未来へ方向付ける

一通り話が聞けて
親の感じていることも
伝えられたら、

未来を一緒にイメージしてみましょう。

志望校があるなら、
入学したら何をしたいか?
服装は?
どんなカバンで?

などどんな生活を送っているかを
話し合ってみる。

これは
おしゃべりしている感覚で
気軽に楽しくできるといいですね。

最後に

「話せてよかった」
「気持ちが聞けて良かった」
「思っていることを伝えられてよかった」

と言葉にして
このやり取り自体ができたことへの
感謝を伝えましょう。

この楽しい感覚や
親から愛情を受けている感覚がたまると
子どもは元気になっていきます。

甘やかすわけではないですが、
「信じているよ」
「あなたは大丈夫だよ」

という気持ちで親が接していると
子どもも自然と成長していきます。

全然変わらない、
もどかしい、
見守るのって難しい…

と私も思いはがゆくなります。

それでも
もどかしく感じる自分も受け入れながら
子どもを信じて見守っていきましょう♪

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⧉プロフィール

えりぃ

家族が事故で障害を負ったのをきっかけに大学で福祉を学び、国家資格精神保健福祉士を取得。卒業後は施設や病院で勤務し、1000件以上の相談支援を行う。出産後、アレルギー治療のため食、自然療法、整体等を学び、妊娠・出産・子育てのNPO活動を行う。メンタルヘルス分野のWRAP(元気回復行動プラン)・IPS(意図的なピアサポート)を学び、仲間とグループワークを開催。お産を語る会やメンタルヘルスの勉強会、講座等多数開催。現在は、女性のためのメンタルサポートとして、オンライン・対面でのグループワーク、勉強会などを開催している。

プロフィールページはこちら↓

https://note.com/mentalcare_body/n/n99a194a3c594

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