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世界を変える位置にいたくない人の話

これは私自身のことなのか、そうではないのか、置いておいて。

時が進む中、自分が進んでいる時の中の重大事に触れることを忌避するような感覚がある。

そんな人がいる気がする。

これが倫理的なものだとすれば、責任をなるべく負いたくないとかそんな話になるのだろうが。

むしろ、これはもっと自分が終点に向かっていることを感じたくないという感覚になるのかもしれない。

いや、何をしても、終点には向かい続けているのだが、何か時間を進めるものに触れることでそれを感じるのが嫌というか。

そういう意味で、その感覚は生きることから逃げているという面もあるのかもしれない。

世の中の進歩にしろ、何か新しく高く積み上がったと言うことだけじゃなく、いよいよどんづまりに近づいてきたぞ、みたいな感覚を持つ人もいる。

何かを決めることは、どんづまりに向けて、終点に向けて、一歩進むことではないだろうか。

世界を変える位置にいる人は、何にしろ、変化に歩を進めたのであり、それは今の破壊に歩を進めた。

それが怖い人もいるような気がする。

と、オチのない話。

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