人間力を重視！関メディベースボール学院の独自の選手育成法
関メディ・ベースボール学院（以下、関メディ）は、ヤングリーグからポニーリーグへの移籍を果たし、その初年度にすでに全日本選手権でのトップに輝いた（佐賀ビクトリーと並ぶ2チーム優勝）。この偉業を成し遂げた12名の指導者たちにFirst-Pitchがインタビュー。その中でも、過去に近鉄やオリックスで活躍した井戸伸年監督は、「選手たちのプレゼンテーション能力」が勝因であると語っています。
関メディでは「2ポジション制度」を採用しています。これは、選手たちに一つのポジションだけに特化させるのではなく、複数のポジションでの経験を積ませる方針です。そうすることで、上位のリーグに進んだときに選手たちの可能性を広げる狙いがあります。
「投手としてマウンドに立つことで、野手の感じることを理解できる。逆も然り。その経験がプレイヤーたちを冷静にし、突発的な事態にも柔軟に対応できるようになる」と監督は語る。
試合では、攻撃的な野球を追求。守備でのミスも、その後の攻撃での積極性を維持するために許容されています。
そして、主将選出の際の“総選挙”。選手たちは、マイクを片手にしてチームの理念やビジョンを公然と発表します。
監督は、「どんな役割であれ、自分の役割を明確に伝える能力は、社会に出てからも必須。私たちのチームには、その能力が高い選手が多い」と強調します。
チームでは、中学生の段階で自立心を養成し、個人の目標を実現するためには何が求められるのかを深く考えるように促しています。
心理学的分析:
関メディの方針は、単なるスポーツの成績を追求するだけではなく、選手たちの人間性やコミュニケーション能力を高めることを目的としています。このようなアプローチは、選手たちが社会に出てからも役立つスキルを身につけることを強調しており、スポーツを通じて人間としての成長を促しています。また、「2ポジション制度」や“総選挙”のような独自の取り組みは、選手たちの視野を広げ、新しい経験や挑戦を経て、より柔軟な思考や対応能力を養うことを意図しています。
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