見出し画像

子供の学習力を2倍にする魔法の言葉:『自分で選んでごらん』

🎯 自主性が学習を加速させる!子供の成長を促す驚きの方法

🚀皆さん、こんにちは!スポーツ心理学者兼メンタルコーチの笠原彰です。

今日は、子供たちの学習と成長に関する興味深い研究結果をご紹介します。

親や指導者として、私たちは子供たちの学習プロセスにどのように関わるべきでしょうか?🤔

子供の学習:介入か自主性か?

私たち親や指導者は、子供たちが何かを学んでいるとき、つい口を出したくなりますよね。

🗣️ ピアノの練習やゲームのプレイ、どんな場面でも「こうすべき」「ああすべき」と指示したくなる衝動に駆られます。

でも、ちょっと待ってください!

🖐️ 子供たちが日常生活で問題解決する様子を観察すると、驚くべき事実に気づきます。

彼らは自分でGoogleやYouTubeを駆使して、複雑なタスクをこなしているのです。

😲例えば:

  • 画像編集ソフトGIMPで透過PNGを作成 🖼️

  • フェルトとマジックテープで手作りイヤホンホルダーを製作 🎧

これらのタスクで、子供たちは驚くほど効率的に学習し、成果を上げています。

自主的な学習は、より速く、より深い理解につながっているようです。🚀

興味深い研究結果:選択の力

Lemosらの研究チーム(2017年)が行った実験を見てみましょう。

👀🩰 実験内容:

  • 24人の10歳の女の子がクラシックバレエの5つのポジションを学習

  • 2つのグループに分けて比較

    1. 選択グループ:ビデオデモを見るタイミングを自分で選択

    2. 非選択グループ:ビデオデモを見るタイミングが指定される

結果は驚くべきものでした!📊

  • 両グループとも上達

  • しかし、選択グループの方が圧倒的に大きな進歩を遂げた

  • 翌日の保持テストでも、選択グループが非選択グループを大きく上回る

なぜ選択が重要なのか?🤔

研究者たちは、この現象を次のように説明しています:

  1. 自己効力感の向上 💪

    • 自律性(選択する権利)が与えられることで、「できる」という感覚が高まる

    • 結果、モチベーションと集中力が向上

  2. ポジティブ感情の増加 😊

    • 自律性は前向きな感情をもたらす

    • ドーパミンの放出につながり、運動スキルの記憶固定を促進

心理的指標からの裏付け 📊

研究では、心理的指標も測定されました:

  1. 自己効力感スコア

    • 選択グループ:4.4 → 6.3 → 8.0

    • 非選択グループ:5.3 → 4.7 → 4.9

  2. 幸福度スコア(0-200スケール)

    • 選択グループ:185.41

    • 非選択グループ:107.83

これらの数値は、選択の自由が自己効力感とポジティブ感情を大きく向上させることを示しています。

スポーツ心理学的分析 🧠

この研究結果は、スポーツ心理学の観点から非常に興味深いものです。

  1. 自己決定理論との関連性
    自己決定理論では、自律性、有能感、関係性の3つの基本的心理欲求が満たされることで、内発的動機づけが高まるとされています。この研究結果は、特に自律性の重要性を裏付けています。

  2. フロー理論との関連
    選択の自由は、課題と能力のバランスを自分で調整することを可能にし、フロー状態(最適な心理状態)に入りやすくなる可能性があります。

  3. 認知的評価理論の観点
    外的な報酬や制約ではなく、内的な動機づけを高めることの重要性が示唆されています。選択の自由は、この内的動機づけを強化する一つの方法と言えるでしょう。

  4. 自己効力感理論との整合性
    Banduraの自己効力感理論と一致する結果です。選択の自由が与えられることで、自己効力感が高まり、それが実際のパフォーマンス向上につながっています。

  5. 認知的柔軟性への影響
    選択の自由は、問題解決における認知的柔軟性を高める可能性があります。これは、様々な状況に適応する能力の向上につながります。

  6. ストレス対処能力との関連
    自律性の感覚は、ストレス対処能力を高める可能性があります。選択できるという感覚が、ストレスフルな状況をコントロール可能なものとして認識させるからです。

  7. 長期的な学習効果
    この研究は短期的な効果を示していますが、長期的には自律性を重視した学習アプローチが、生涯学習のスキルを養う可能性があります。

  8. チームスポーツへの応用
    個人の選択を尊重することは、チームスポーツにおいてもポジティブな影響を与える可能性があります。チーム内での役割選択など、適切な自律性の付与が重要になるでしょう。

まとめ:バランスが鍵 🔑

この研究結果は、子供たちの学習において選択の自由が重要であることを示しています。

しかし、完全な放任ではなく、適切なガイダンスとのバランスが重要です。

例えば:

  • 運指や弓の使い方について、複数の選択肢を提示する 🎻

  • それぞれの選択肢の長所短所を説明する 📝

  • 最終的な選択は子供に委ねる 🤝

このアプローチにより、子供たちは自主性を持ちながらも、正しい方向に導かれる可能性が高まります。

笠原彰プロフィール:

https://lit.link/mentalabo
https://lin.ee/9ksbwdg

作新学院大学メンタルトレーニング教授
とちぎスポーツ医科学センター協力心理相談員 https://tis.or.jp/contact/
プロメンタルコーチ
自己肯定感養成プロコーチ
ライフバランスアーティスト
健康運動指導士
メンタルヘルスファーストエイダー
メンタルヘルス運動指導員
1252公認 女子アスリートコンディショニングエキスパート検定2級

アスリート、コーチ、指導者、ビジネスマン、音楽家など、人生をより豊かにしたい全ての方の挑戦をサポートします。
専門的な知識を習得したプロメンタルコーチとメンタルアスリートを養成しています。完全個別指導でプロメンタルコーチとアスリートを養成します。

🌈メンタルトレーニングは、こんな方々におススメです🌈

🌟スポーツ選手
🌟音楽家
🌟ビジネスパーソン
🌟一般の方々
🌟学生

🌈メンタルトレーニングを学ぶことで以下のようなメリットがあります🌈

🌟自己のパフォーマンス向上
🌟ストレスや不安の軽減
🌟自己の心理的な強さの養成
🌟チームビルディング

無料メンタル相談受付中

お問合せ:kasahara@sakushin-u.ac.jp
電話:028‐670‐3755
携帯:080‐1152‐6457

#笠原彰 #スポーツ心理学 #メンタルコーチ #メンタルトレーナー #メンタルトレーニング #子育て #学習効率 #自主性 #モチベーション #自己効力感 #教育心理学 #パフォーマンス向上 #スキル習得 #指導法 #自己決定理論

いいなと思ったら応援しよう!