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スポーツ心理学にも応用可能?コックリさん現象徹底解析

コックリさんの謎を科学と心理学で解き明かす✨

「コックリさん」といえば、10円玉と紙を使った降霊術として、多くの人が子供時代に試したことがあるのではないでしょうか?

その神秘的な現象は、ただの遊びと思われがちですが、実は心理学や脳科学の観点からも非常に興味深いテーマです。

今回は、コックリさんの仕組みやその背後に潜む心理的・科学的なメカニズムを徹底解説します!🧠✨

コックリさんの起源と仕組み🦊🐶🦝

コックリさんの直接的な起源は、1890年にアメリカで開発された「ウィジャボード」にあります。

この木製のボードにはアルファベットや数字、「YES」「NO」などが記されており、参加者たちが指を乗せた木片(プランシェット)が動いて答えを示す仕組みです。

日本では明治時代にこのウィジャボードが伝わり、10円玉と紙を使った現在の形へと進化しました。

名前の由来については、哲学者・井上円了による説が有名です。

初期のころ、伊豆下田でご飯を入れるお櫃(オヒツ)と竹を使った即席テーブルで行われていた際、その不安定さから「こっくり、こっくり」と音が鳴ったことが名前の由来だと言われています。

コックリさんを信じさせる3つの要因🔍

コックリさんの現象は「霊的な力」ではなく、人間の心理的・生理的な要因によるものだと考えられています。その主な要因は以下の3つです。

1. 観念運動効果(Ideomotor Effect)💡

観念運動効果とは、人間が無意識に身体を動かしてしまう現象です。

例えば、「高齢者」に関連する単語を含む作文を書いた人々が、その後無意識に歩行速度が遅くなるという研究結果があります。

同様に、コックリさんでは参加者たちの無意識が10円玉を動かしている可能性があります。

さらに、視線追跡装置(アイトラッカー)を用いた研究では、参加者たちが無意識に10円玉の動きを予測し始めることも確認されています。

つまり、コックリさんで得られる答えは、参加者たち自身の知識や無意識によるものだと言えるでしょう。

2. 主体性(Agency)の錯覚🌀

人間は通常、自分が行った行動を「自分自身でやった」と認識します。

しかしコックリさんでは、この主体性が揺らぎます。

研究によれば、主体性を信じる能力が低い人ほど「霊的存在」が10円玉を動かしていると感じやすい傾向があります。

この錯覚が、不思議な体験としてコックリさんへの信頼感を強める要因となっています。

3. 感情の伝染(Emotional Contagion)😱➡️😱

コックリさん中に誰かが恐怖を感じると、その感情は他の参加者にも伝染します。

これは人間が持つ社会的な本能であり、本来は危険から逃れるために役立つ能力です。

しかし「指を離してはいけない」「逃げられない」といったルールによって逃走できない状況下では、この恐怖が増幅し、集団パニックに発展することがあります。

1973年には群馬県で女子生徒たちが集団パニックを起こした事例も記録されています。

脳科学から見たコックリさん🧠🔬

名古屋大学による研究では、コックリさん中に参加者たちの脳波が同期していることが確認されました。

この現象は、「共通の期待や予測」が脳活動を一致させているためだと考えられています。

また、他の研究ではオンラインゲームや共同作業でも似たような脳波同期現象が起こることが報告されています。

このように、人間同士が共同作業や特定の行動を行う際には、不思議な一体感や同期現象が生まれることがあります。

コックリさんもその一環として捉えることができるでしょう。

スポーツ心理学から見る「コックリさん」の応用📚⚽️

スポーツ心理学では、チームメンバー間の「同期」や「一体感」がパフォーマンス向上に重要だとされています。

例えば、サッカーやバスケットボールなどでは選手同士の連携プレーが勝敗を左右します。

この連携プレーには、「共通目標」や「期待」が不可欠であり、それによってチーム全体の脳波や行動パターンも一致しやすくなると考えられます。

また、「観念運動効果」はスポーツ選手にも影響します。例えばゴルフ選手がショット前にイメージトレーニングを行うことで無意識的な身体操作を最適化する方法などがあります。

このように、コックリさんで見られる心理現象はスポーツ場面にも応用可能なのです。

まとめ:神秘と科学は表裏一体🌌🔍

コックリさんは単なるオカルト現象ではなく、人間心理や脳科学から解明できる興味深いテーマです。

その背後には無意識的な動き(観念運動効果)、主体性の錯覚、感情伝染など、多くの心理学的要素が絡んでいます。

また、この現象はスポーツ心理学など他分野にも応用可能性があります。

笠原彰プロフィール:

https://lit.link/mentalabo
https://lin.ee/9ksbwdg

作新学院大学メンタルトレーニング教授
とちぎスポーツ医科学センター協力心理相談員 https://tis.or.jp/contact/
プロメンタルコーチ
自己肯定感養成プロコーチ
ライフバランスアーティスト
健康運動指導士
メンタルヘルスファーストエイダー
メンタルヘルス運動指導員
1252公認 女子アスリートコンディショニングエキスパート検定2級

アスリート、コーチ、指導者、ビジネスマン、音楽家など、人生をより豊かにしたい全ての方の挑戦をサポートします。
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