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危機に瀕するアスリートのメンタルヘルス:日本の対策は後手に回っているのか

🏅 アスリートのメンタルヘルス危機!日本の対策は遅れているのか? 🧠

こんにちは、スポーツ心理学者兼メンタルコーチの笠原彰です。今回は、パリオリンピックを契機に浮き彫りとなった、アスリートのメンタルヘルス問題について深堀りしていきましょう。🕵️‍♂️

🔍 問題の背景

パリオリンピックでは、選手たちの心のケアが重要なテーマとなりました。しかし、日本の対応には遅れが指摘されています。なぜこのような状況に陥ってしまったのでしょうか?🤔

  1. 競技への重圧 🏋️‍♀️

  2. SNSでの誹謗中傷 📱

  3. 個人の責任論への偏重 🚫

これらの要因が、アスリートたちを苦しめています。

😢 宮田笙子選手の事例

パリ五輪直前、体操女子日本代表の主将だった宮田笙子選手(19)が、喫煙・飲酒を理由に代表を辞退するという事態が起きました。宮田選手は、その背景に競技への重圧があったと述べています。

この事例は、個人の問題として片付けられがちですが、実はもっと深刻な問題を提起しているのです。

👨‍🔬 専門家の見解

国立精神・神経医療研究センターの小塩靖崇研究員は、こう指摘します:

「個人の責任だけでなく、健全なストレスに対処できる環境が不十分だったことも問題だった」

つまり、選手個人の努力だけでは解決できない、組織的な問題が存在するということです。

🌍 国際的な動き

国際オリンピック委員会(IOC)は2019年、メンタルヘルスは個人の問題ではなく、組織全体で取り組むべき課題だと強調する声明を出しました。この声明は、なんと14,689本もの研究論文を基に作成されたそうです!📚

しかし、ここで驚くべき事実が…。これらの論文の中に、日本の研究は一つも含まれていなかったのです。😱

🇯🇵 日本の現状

日本も少しずつ対策を進めています。今回のパリ五輪では、初めて「ウェルフェアオフィサー」と呼ばれる心のケアの専門家が選手団に同行しました。

しかし、問題の深刻さを考えると、まだまだ不十分と言わざるを得ません。

📊 衝撃の統計

小塩研究員の調査によると、日本のラグビー選手の4割以上がメンタル不調を経験しているそうです。これは一般成人(約3割)を上回る数字です。

さらに、SNS上の誹謗中傷も大きな問題となっています。オリンピック選手ですら、「見たくなくても目に入ってくる」と苦悩を吐露しています。

🧠 スポーツ心理学的分析

この状況を心理学的に分析すると、以下のポイントが浮かび上がります:

  1. 社会的支援の重要性: 選手個人の努力だけでなく、周囲のサポートが不可欠です。組織的なメンタルヘルスケアシステムの構築が急務です。

  2. ストレス耐性の個人差: 「アスリートだからメンタルも強い」という思い込みは危険です。個々の選手に合わせたケアが必要です。

  3. メディアリテラシーの育成: SNSの影響は無視できません。選手たちにメディア対応のトレーニングを提供することも重要です。

  4. レジリエンスの強化: 逆境からの回復力を高めるトレーニングプログラムの導入が効果的でしょう。

  5. 心理的安全性の確保: チームや組織内で、メンタルヘルスの問題を安心して相談できる環境づくりが重要です。

🎯 今後の課題

日本のスポーツ界は、以下の点に取り組む必要があります:

  1. メンタルヘルスに関する研究の促進

  2. 選手、コーチ、関係者への教育プログラムの充実

  3. 専門家によるサポート体制の強化

  4. SNS対策を含むメディアトレーニングの実施

  5. 組織全体でのメンタルヘルス重視の文化醸成

アスリートのメンタルヘルス問題は、個人の問題ではありません。社会全体で取り組むべき重要な課題なのです。私たち一人一人が、この問題に関心を持ち、支援の輪を広げていくことが大切です。🤝

笠原彰プロフィール:
作新学院大学メンタルトレーニング教授
とちぎスポーツ医科学センター協力心理相談員 https://tis.or.jp/contact/
プロメンタルコーチ
自己肯定感養成プロコーチ
ライフバランスアーティスト
健康運動指導士
メンタルヘルスファーストエイダー
メンタルヘルス運動指導員

アスリート、コーチ、指導者、ビジネスマン、音楽家など、人生をより豊かにしたい全ての方の挑戦をサポートします。
専門的な知識を習得したプロメンタルコーチとメンタルアスリートを養成しています。完全個別指導でプロメンタルコーチとアスリートを養成します。

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