フジファブリック活動休止
フジファブリックが2025年2月に活動休止になるとの事。
天才Vo.志村正彦がバンド全盛期の最中、クリスマスイブに原因不明のまま亡くなって、そこから残った3人で活動してて、個人的には志村がいてこそのフジファブリックだ、と思ってほとんど聴かなかった。
フジファブリックと聞くと、自分は「銀河」が先に思い出される。
フジファブリックは何と言っても「歌詞」が好きだ。
「真夜中二時過ぎ二人は街を逃げ出した」に30秒かけて間延びした歌い方をした後、「タッタッタ…」と軽快なリズムで緩急をつける。
こんなスッカスカな歌詞でもフロウが気持ちよく中毒性がある。聴いたことがなければ是非一回聴いてほしい。
これと同じような曲で「東京炎上」という曲もある。
歌詞はすごい。
何せサビは「ダバダバ」言いまくってるから。それでもクセになるメロディーは健在で、今でも本当の天才だなと思っている。
俺が好きな曲を一気に羅列してみよう。
Strawberry Shortcakes
「君って左利きだったんだね」って言うのを「ひ〜だ〜り〜き〜〜き〜〜?」って言って特に違和感がないのは志村だけ。
桜の季節
記憶が正しければ、Base Ball Bearが「桜の季節」という曲名で曲を出そうとしたらフジファブリックに先手を取られたから「CRAZY FOR YOUの季節」に名前を変えた、みたいな話があるけど、曲名をCRAZY FOR YOUの季節に変える度胸がすげえよ。
赤黄色の金木犀
隠れ名曲。恋も知らない俺はこういう叙情溢れるノスタルジーソングで涙を流してしまう。どういう人生を歩めばこんな名曲を出せるんだろう。
若者のすべて
夏ソング。「最後の花火に今年もなったな」の歌詞が素晴らしすぎるし、今でも語り継がれる大名曲。
どうでもいいけど、俺が好きなYouTubeチャンネルで「ワカモレ」が出た時は大体「ワカモレのすべて」というギャグが発動する流れがある。
メチャクチャ笑う。
ダンス2000
サビで「いやしかしなぜにぃ〜」とか言ってる曲がいいのなんでなんだよ。
てかさっきからサビが変な曲がチマチマある。これでもネタやイロモノにならなかったフジファブリックのスゴさが感じられる。
マリアとアマゾネス
これのテーマは「SM」。
唇のソレ
これは「ほくろ」がテーマ。
こんな感じでふにゃっとした曲を書けるのも志村の天才たる所以。
夜明けのBEAT
この曲が入ったアルバムが、志村肉声での最後になった。
志村がいないMusic Videoは本当に泣いた記憶がある。疾走感ある曲なのに。
フジファブリックは本当に大好きだった。影響を受けたバンドも数多くいるだろう。形は違えど俺も同じ音楽をやる人間になった。
志村みたいな天才だと言われるような人生とは真逆だが、俺も想起してもらえるような人間でありたいと常思う。
フジファブリック、お疲れ様でした。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?