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ピアノも絵も

2023年度が始まりました。

4年前の2020年4月からnoteに投稿し始めました。
絵を載せたり、ピアノを弾いたことも記事にしています。


ピアノは、ハラスメントをやめさせたかったことから、
再び弾くようになりました。


文書では伝えきれないことを絵、マンガにしました。

ハラスメント被害の当事者ではない自分が伝えるとなると、
「辛そう」「かわいそう」などのことばに収めることはできず、     言語化では追い付かないと思いました。

また、当事者ではない自分が、
「辛い」と語ってよいのか、
「辛さ」を手掛かりに書いてよいのか、躊躇い(ためらい)ました。

それで、絵やマンガにしました。

「ハラスメントストッパー」を投稿している途中で、
「辛い」と書くことすらできなくなっていたこともありました。


自分の所属科の閉塞感・重い空気感は、ずっと前から感じていました。

所属科の同調圧力をテーマにした 
「リメンバー病院祭」にも書いていました。
絵を頻回に使うようになったのは、この頃からでした。

同窓生から勧められて、川崎昌平さんの「労働者のための漫画の描き方教室」を読んだことが後押しとなりました。


自分が note で投稿を始めたのは、世の中の人に
「失語症を知ってほしい」ためでした。

「失語症文化論仮説」という題で書いていました。


世の中の人に失語症を知ってほしい
リハビリや医療の枠を越えて伝えていかないと思いました。

論文の文体で書いていたこともあって、
「リハビリや医療の枠を越えて」と思っていたのに反して、
内容が硬いです。

書きながら、従来の「正攻法では伝わらない」ということに行き着き、
紙人形を登場させたりしていました。

今回の記事の冒頭に「ピアノと絵」のことを書きました。
どちらとも伝達手段としては、
ことば以外の「非言語的メッセージ」です。

特に、絵は失語症の方と伝え合うときに使う手段の1つです。
絵カードを使うこともありますし、
その場で描いて伝えることもあります。

このため、絵を描くことは、職業上行っていたことでありましたが、
乗り物を描くのは難しくて、避けてました。

避けてはいたのですが、
バイクは、その美しさゆえに描きたくなりました。



そして、失語症の解説を一緒に読んでいた患者さんから
患者さんからこの一言を聞きました。
「脳と言われても」。


noteに投稿し始めたときに目指していたことが、
「専門用語を使わずに失語症を伝える」
としていました。
このことが、自分の手元に戻ってきました。

下の絵は、昨年2022年の文学フリマ福岡の時に作った、ちらしに載せたものです。
「めのす丸」の地図です。

これからも、また書いていきます。




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